紙やノートに解いてみよう。手が止まったら、ヒントを上から順に開こう。
📺 解けなかったら、この単元の授業動画で復習しよう。
宿題1 水を入れた水そうの底に、鏡を上向きに置きました。空気中から水面の点 P に光を斜めに当てると、光は水中を進んで底の鏡の点 Q に当たり、そのあと水面の点 R から空気中へ出ていきました。 (1)〜(3) では、この話に出てくる光について答えます。(1) は P から水中へ進む光、(2) は Q で鏡に当たったあとの光、(3) は R から空気中へ出ていく光です。それぞれの点で、この光に起こることは、反射と屈折のどちらですか。また、光はどう進みますか。 図に光の道すじをかきこんで考えてもよい
(1) 点 P
反射か屈折か:_____
光はどう進むか:_____________________
(2) 点 Q
反射か屈折か:_____
光はどう進むか:_____________________
(3) 点 R
反射か屈折か:_____
光はどう進むか:_____________________
(4) 次に、同じ水そうで、空気中から水面の点 P に、水面に垂直に光を当てました。光は、P・底の鏡・そのあと水面で、それぞれどう進みますか。
下の枠に、自分で図をかいて考えてもよい
P で:_______________________
底の鏡で:_____________________
そのあと水面で:__________________
ヒント1 1. 動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所で、画面に出た「図を見たら確かめる3つ」を使います。光が当たる点ごとに、次の 3 つを順に確かめましょう。 ・① 鏡か、透明な物か(反射か、屈折か) ・② 空気から入るのか、空気へ出るのか ・③ 面に垂直か ヒント2 2. 点 P は水面です。水は透明な物なので、光は水の中へ進んでいきます。このとき光は、境界で向きを変えます。これを何と言ったでしょうか(①)。P では、光は空気から水へ「入る」ところです(②)。 ヒント3 3. 動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書にある言葉「空気側の角が大きい」を使います。P では、空気側にあるのは入射角です。だから、水の中の屈折角のほうが小さくなります。屈折角が小さいということは、光は P の点線(垂直な線)に「近づく」向きと「離れる」向きの、どちらに曲がるでしょうか。 ヒント4 4. 点 Q は鏡です(①)。水の中にあっても、鏡は鏡です。動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書「入射角=反射角(反射の法則)」を思い出しましょう。 ヒント5 5. 点 R も水面です。今度の光は、水の中から空気へ「出る」ところです(②)。動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所で、水の中から空気へ出る光が、点線から離れる向きに曲がる絵を見ました。今度は空気側にあるのが屈折角なので、屈折角のほうが大きくなります。 ヒント6 6. 動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書には、「境界では、光の一部がいつも反射する」ともありました。P や R でも、光の一部ははね返っています。でも、問いで聞いているのは、P から水の中へ進む光と、R から空気中へ出ていく光のほうです。その光に何が起こっているかを答えましょう。 ヒント7 7. (4) は、3 つめの「面に垂直か」を確かめる問いです。水面に垂直に当たった光は、入射角が 0° です。動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書には「面に垂直に当たる光は曲がらない」とありました。 ヒント8 8. 水面と底の鏡は平行です。だから、水面に垂直に進んできた光は、鏡にも垂直に当たります。鏡では、入射角が 0° なら反射角も 0° です。光は、点線にそってどちら向きにはね返るでしょうか。 ヒント9 9. はね返った光は、ふたたび水面に着きます。このとき、水面に垂直に当たっているでしょうか。垂直なら、光は曲がりますか。 ヒント10 10. (1)〜(3) の答えを、そのまま (4) に当てはめないようにしましょう。光が当たる所ごとに、3 つの確かめをやり直します。 答えと解き方 (1) 屈折。垂直な線に近づく向きに曲がって水中へ進む。 (2) 反射。入射角と反射角が等しくなるようにはね返る。 (3) 屈折。垂直な線から離れる向きに曲がって空気中へ出る。 (1)(3) で「反射と屈折の両方」と答えた場合は、屈折が入っていて、進み方が正しく書けていれば正解とする。P・R でも光の一部は水面で反射しているので、両方と書いたこと自体はまちがいではない。ただし問われているのは水中へ進む光・空気中へ出る光で、その光に起こるのは屈折である。「反射」だけの答えは正解にしない。 (4) P では曲がらずに、まっすぐ水中へ進む。底の鏡には垂直に当たるので、来た道をそのままもどる。水面にも垂直に当たるので、P から曲がらずに空気中へ出る(はじめの光と重なって、逆向きに進む)。
解き方
– P は空気から水へ入る境界なので屈折です。空気側の角が大きいので、水中では垂直な線に近づきます。 – Q は鏡なので反射です。水の中でも、鏡では反射の法則どおりにはね返ります。 – R は水から空気へ出る境界なので屈折です。今度は空気側が屈折角なので、垂直な線から離れます。 – P や R でも、光の一部は水面ではね返っています(1b 問2)。でも、この問いで聞いているのは、P から水中へ進む光と、R から空気中へ出る光です。この光に起こるのは屈折です。「両方」と書いた人も、屈折と、その進み方が書けていれば正解です。 – 1 本の光でも、当たる所ごとに「何に当たったか」「どちらへ進むか」を確かめ直すことが大切です。 – (4) は、3 つめの「面に垂直か」が答えを決めます。水面は鏡と平行なので、水面に垂直な光は鏡にも垂直に当たります。 – 水面:垂直に当たる光は入射角が 0° なので、曲がりません。 – 鏡:入射角が 0° なので、反射角も 0° です。光は真上にはね返り、来た道をそのままもどります。 – もどってきた光は、水面にまた垂直に当たるので、曲がらずに P から空気中へ出ます。 斜めに当てた (1)〜(3) とは、3 か所とも進み方が変わります。「鏡で斜めにはね返る」「水から出るときに離れる向きに曲がる」と書いた人は、垂直かどうかを確かめずに、(1)〜(3) の答えを当てはめています。
答えの図
空気 水 鏡 P Q R 屈折(近づく) 反射 屈折(離れる) 答えの図
空気 水 鏡 P 入射角 0°・曲がらない 反射角 0°・来た道をもどる 宿題2 ガラスの中から空気との境界面の点 O に、左下から斜めに当たった光の一部が反射し、一部が空気中へ屈折して出ました。ガラスは境界面の下、空気は上にあります。反射した光は O の右下へ、空気中へ出た光は O の右上へ進みます。入る光と境界面の角は 60°、空気中へ出た光と境界面の角は 41° でした。 (1) 入射角・反射角・屈折角は、それぞれ何度ですか。 (2) 屈折角と入射角では、どちらが大きいですか。 (3) 反射した光と、空気中へ出た光のなす角(O の右側で、境界面をはさむ 2 本の光のあいだの角)は何度ですか。 垂直な点線、反射した光(O の右下へ)、空気中へ出た光(O の右上へ)を、自分でかきこんでよい
(1) 入射角 ___ ° 反射角 ___ ° 屈折角 ___ °
(2) ______ のほうが大きい
(3) ___ °
ヒント1 1. 動画の問2の解説で、画面に出た「点線に接する角だけに弧をかく」を思い出しましょう。図にある 60° と、問いの文にある 41° は、どちらも境界面からの角です。点線から測った角ではないので、そのままでは入射角や屈折角になりません。 ヒント2 2. まず図に、O を通って境界面に垂直な点線をかきましょう。 ヒント3 3. 次に、反射した光を O から右下へ、空気中へ出た光を O から右上へ、だいたいの向きでかき入れます。 ヒント4 4. 入射角は、入る光と点線のあいだの角です。点線と境界面のあいだは 90° です。問2の解説の板書には「90° − 35° = 55°」とありました。同じように、90° から 60° を引きましょう。 ヒント5 ヒント6 6. 41° は、空気中へ出た光と境界面のあいだの角です。屈折角は、空気中へ出た光と点線のあいだの角なので、90° から 41° を引きます。 ヒント7 7. (2) では、まず光の向きを確かめます。この光は、ガラスから空気へ出る光です。動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書「空気側の角が大きい」を使うと、空気側にあるのは入射角と屈折角のどちらでしょうか。 ヒント8 8. (1) で出した数でも、(2) の答えと合っているか確かめましょう。動画の問1の図1は、点線との角が 30° と 49° で、ガラスから空気へ出る光でした。くらべてみましょう。 ヒント9 9. (3) は、O の右側で、境界面をはさむ 2 本の光のあいだの角です。境界面で、上と下の 2 つに分けて考えます。 ・上の部分:空気中へ出た光と境界面の角です(問いの文にあります)。 ・下の部分:反射した光と境界面の角です。問2の解説では「反射した光と境界面の角も 35°」でした。反射角と入射角が同じなので、反射した光と境界面の角は、入る光と境界面の角と同じになります。 ヒント10 10. 問2では、92° を 35° と 57° に分けて引き算をしました。今度はその逆です。上と下の 2 つの角をたしましょう。 答えと解き方 (1) 入射角 30°、反射角 30°、屈折角 49° (2) 屈折角 (3) 101°
解き方
– 入射角は 90° − 60° = 30° で、反射角も同じ 30° です。屈折角は 90° − 41° = 49° です。 – 今度は空気側の角が屈折角です。空気側の角が大きくなるので、屈折角のほうが大きくなります。(1) の数でも 49° > 30° で、決まりと合っています。問2と向きが逆でも、同じ考え方で判断できます。 – (3) 反射した光と境界面の角は、入る光と同じ 60° です(反射角が入射角と等しいから)。これに、空気中へ出た光と境界面の角 41° をたして、60° + 41° = 101° です。
答えの図
空気 ガラス O 入る光 反射した光 空気中へ出た光 入射角 30° 反射角 30° 屈折角 49° 面との角 60° 面との角 41° 面との角 60° 60° + 41° = 101° 宿題3 真上から見た方眼の図です。壁の鏡は、左下の点から右へ 4 マスから 7 マスまで。目 E は右へ 1 マス・壁から 4 マスです。物体は次の 4 つです。 – P:右へ 5 マス・壁から 4 マス – Q:右へ 11 マス・壁から 4 マス – R:右へ 15 マス・壁から 1 マス – S:右へ 7 マス・壁から 2 マス (1) 鏡に映って見えるものをすべて選びなさい。 (2) Q から E に届く光の道すじをかきなさい。 壁 鏡 左下の点 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 E P Q R S 像や、像と E を結ぶ線は点線で、(2) の光の道すじは実線でかこう
(1) ______
メモ(使わなくてもよい) 「交わる位置」は、像と E を結ぶ直線が壁と交わる位置
物体 P 像の位置____ 交わる位置____ 見える?__
物体 Q 像の位置____ 交わる位置____ 見える?__
物体 R 像の位置____ 交わる位置____ 見える?__
物体 S 像の位置____ 交わる位置____ 見える?__
(2) は、上の方眼の図に、Q から出て E に届く光の道すじをかきこもう。
ヒント1 1. 動画の問3の解説で、画面に出た「見えるかどうかの手順」を使います。 ・1:物体の像を、壁の反対側にかく。 ・2:像と目を直線で結ぶ。 ・3:その直線が鏡の上を通れば見える。鏡のない壁を通れば見えない。 ヒント2 2. 像は、鏡(壁)をはさんで反対側の、同じ距離の所にできます(動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書)。方眼では、「右へ」のマス数は同じのまま、「壁から上へ」のマス数を「壁から下へ」に変えた所が像です。 ・例:P(右へ 5 マス・壁から 4 マス)の像は、右へ 5 マス・壁から下へ 4 マスです。 ヒント3 3. 像と E を、定規で直線で結びましょう。その線が壁の線と交わる所を、壁にそって書いたマスの数で読みます。 ヒント4 4. 交わる所が 4 マスから 7 マスのあいだ(鏡の上)なら、見えます。それより左や右なら、鏡のない壁なので見えません。 ヒント5 5. 交わる所が、ちょうどマスの線の上に来ないこともあります。そのときは「○マスと○マスのあいだ」と読めば大丈夫です。鏡の上かどうかが分かれば答えられます。 ヒント6 6. 問3の解説では、「近い物ほど映る」ではない、と話していました。E のすぐ近くにある物でも、線が鏡からはずれれば見えません。 ヒント7 7. 別のやり方もあります(問3の解説で紹介したやり方)。 ・目の像 E′ をかきます。右へ 1 マス・壁から下へ 4 マスの所です。 ・E′ から、鏡の左端(4 マス)と右端(7 マス)を通る 2 本の線を、壁の上側までのばします。 ・この 2 本の線のあいだにある物が、鏡に映って見える物です。1 つめのやり方の答えと同じになるか、確かめに使いましょう。 ヒント8 8. (2) は、(1) でかいた「Q の像と E を結ぶ直線」が壁と交わる点を使います。Q からその点へ、その点から E へと、実線で結べば完成です。 ヒント9 9. 最後に確かめましょう。Q からその点まで、E からその点までを、それぞれ「横に何マス・縦に何マス」かで数えます。問3の解説の「横 2 に縦 1」のように、同じ割合になっていれば、入射角と反射角が等しくなっています。 答えと解き方 (1) Q、S (2) Q の像(右へ 11 マス・下へ 4 マス)と E を結ぶ直線は、壁の右へ 6 マスの点で交わる。Q→その点→E。
解き方
像と E を結ぶ直線が壁と交わる位置は、P が右へ 3 マス、Q が 6 マス、R が 12 マスと 13 マスのあいだ、S が 5 マスです。鏡の上(4〜7 マス)にあるのは Q と S だけです。E にいちばん近い P は見えません。
答えの図
壁 左下の点 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 横 5・縦 4 横 5・縦 4 E P Q R S P′ Q′ R′ S′ 宿題4 半円形ガラスの曲面側から、平らな面の中心へ向けて光を当てます。平らな面での入射角を少しずつ大きくしていくと、空気中へ出る光の向きはどうなりますか。最後にどうなりますか。 下の枠に、自分で半円形ガラスの図をかいて考えてもよい
① 入射角を大きくしていくと、空気中へ出る光の向きは
② 最後に
ヒント1 1. まず、光がどこを通るかを順に考えます。光は、曲面から入って平らな面の中心へ進み、平らな面から空気中へ出ようとします。 ヒント2 2. 曲面では、どうなるでしょうか。動画の問1の(3)(半円形ガラスの図2)の解説を思い出しましょう。平らな面の中心は、半円の中心です。円の中心へ向かう線は、円周に垂直でした(動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書)。垂直に当たる光は曲がらないので、光はまっすぐ中心まで届きます。 ヒント3 3. 次は平らな面です。ここで光は、ガラスから空気へ出ます。動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書「空気側の角が大きい」を使います。空気側にあるのは屈折角なので、屈折角はいつも入射角より大きくなります。 ヒント4 4. 入射角を大きくしていくと、屈折角も大きくなります。屈折角は、点線(平らな面に垂直な線)から測る角です。屈折角が大きくなると、空気中へ出る光は、平らな面に近づいていくでしょうか、それとも点線に近づいていくでしょうか。 ヒント5 5. 屈折角は、どこまで大きくなれるでしょうか。屈折角が 90° になると、空気中へ出た光は、平らな面にそって進みます。屈折角は、これより大きくはなれません。だから、屈折角が 90° になったときの入射角よりも、さらに入射角を大きくすると、光が空気中へ出ていく道はもうありません。 ヒント6 6. 入射角をさらに大きくすると、光は空気中へ出られなくなります。そのとき光はどうなるでしょうか。動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書にある、全反射の条件を確かめましょう。 ・① 水・ガラスから空気へ進む光であること ・② 入射角が大きいこと ・問1の(2)では、「ガラスから空気へ進む光だから、入射角が大きくなれば全反射が起こる」と答えました。 ヒント7 7. 答えは、「出る光の向きがどう変わるか」と「最後にどうなるか(そのときの名前も)」の 2 つに分けて書きましょう。 答えと解き方 空気中へ出る光は屈折角が大きくなって、平らな面に近づいていく。ある角度より大きくなると、光は空気中へ出ずに、すべて平らな面で反射する(全反射)。 光の強さ(明るさ)の変化は書かなくても満点。書いてあっても減点しない。
解き方
– 曲面では:光は平らな面の中心へ向けて当てているので、半径に沿って進み、曲面に垂直に当たります。だから曲面では曲がらず、まっすぐ中心まで届きます。 – 平らな面では:光はガラスから空気へ出ます。空気側の角は屈折角なので、屈折角はいつも入射角より大きくなります。入射角を大きくすると屈折角も大きくなり、空気中へ出る光は平らな面に近づいていきます。 – 屈折角が 90° になると、光は面にそって進みます。入射角をそれより大きくすると、空気中へ出る道がなくなり、光はすべて平らな面ではね返ります。これが全反射です。「ガラスから空気へ出る向き」と「入射角が大きい」の 2 つの条件がそろっています。 – まちがえた人は、自分の答えで見直しましょう。 – 「出る光は垂直な線に近づく」と書いた人:空気からガラスへ入るときの曲がり方を当てはめています。どちらが空気側かを確かめましょう。 – 「曲面でも曲がるので、どうなるか決まらない」と考えた人:中心へ向かう光は、曲面に垂直に当たることを思い出しましょう。 – 「入射角を大きくしても、ずっと空気中へ出る」と書いた人:屈折角が 90° より大きくなれないことを見落としています。
宿題5 机の上に、厚い直方体のガラスを立てて置き、そのすぐうしろに、ガラスより長い鉛筆を立てました。ガラスの面に対してななめ前から見ると、ガラスより上に出ている部分と、ガラスごしに見える部分とで、鉛筆が横にずれて見えました。 真上から見た図 ガラス うしろ 前 空気 空気 鉛筆 目 鉛筆から目に届く光の道すじを、自分でかきこんで考えてもよい
(1) ガラスごしに見える部分がずれて見えるのはなぜですか。「どこで」「何が起こり」「その結果どう見えるか」の順に説明しなさい。
どこで:
何が起こり:
その結果どう見えるか:
(2) ガラスの面に垂直な向き(真正面)から見ると、鉛筆はずれて見えません。理由を説明しなさい。
理由:
ヒント1 1. 真上から見た図に、鉛筆から目に届く光をかいてみましょう。鉛筆から出た光は、ガラスの中を通って目に届きます。線は、だいたいの向きでかけば十分です。うしろの面のどこから光が入るかを、正確に決めなくてかまいません。「どこの面で」「どちら向きに曲がるか」が分かる線になっていれば大丈夫です。 ヒント2 2. 「どこで」:光が空気とガラスの境界を通るのは、何か所あるでしょうか。光は、うしろの面でガラスに入ります。そして、前の面でガラスから出ます。それぞれの所に、面に垂直な点線をかきましょう。 ヒント3 3. 「何が起こり」:動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書「空気側の角が大きい」を使って、2 つの面で、光がどちらへ曲がるかを考えます。 ・うしろの面:空気からガラスへ入ります。空気側にあるのは入射角なので、光は点線に近づく向きに曲がります。 ・前の面:ガラスから空気へ出ます。空気側にあるのは屈折角なので、光は点線から離れる向きに曲がります。 ヒント4 4. 1b「光の屈折と全反射」では、直方体のガラスを通った光が、出たあと、入る前の光と平行になって、横にずれて進みました。2 つの面は平行なので、入る面(うしろの面)で曲がった分だけ、出る面(前の面)でもとの向きにもどるからです。今回も同じことが起こります。 ヒント5 5. 「その結果どう見えるか」:動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書「目は『光はまっすぐ来た』と感じる」を使います。目に届いた光を、目から逆にまっすぐのばしてみましょう。その線は、本当の鉛筆の位置を通るでしょうか、それとも横を通るでしょうか。目は、その線の先に鉛筆があると感じます。 ヒント6 6. ガラスより上に出ている部分からの光は、ガラスを通らずに、まっすぐ目に届きます。だから本当の位置に見えます。ガラスごしの部分とくらべると、どうなるでしょうか。 ヒント7 7. (1) の答えは、2〜6 で考えたことを「どこで」「何が起こり」「その結果どう見えるか」の欄に、順に書きましょう。 ・「光が屈折するから」だけでは、どこでどう曲がるのかが分かりません。 ・目の感じ方も、必ず入れましょう。 ヒント8 8. (2) は、3 つめの確かめ「面に垂直か」です。真正面から見るとき、光はガラスの面に垂直に当たります。入射角は何度でしょうか。動画のはじめ、問1 の前に決まりをふり返った所の板書「面に垂直に当たる光は曲がらない」を思い出しましょう。入る面と出る面の 2 か所で、どうなるかを書きます。 答えと解き方 (1) 鉛筆から出た光は、ガラスに入るうしろの面で垂直な線に近づく向きに屈折し、ガラスから出る前の面で垂直な線から離れる向きに屈折する。そのため、出た光は入る前の光と平行で、横にずれた道を通って目に届く。目は光がまっすぐ来たと感じるので、目に届いた光を逆にまっすぐのばした先、つまり本当の位置から横にずれた所に鉛筆があるように見える。 満点の条件は、次の 3 つが順に書けていること。 – どこで:ガラスに入る面と出る面(2 つの境界面)で – 何が起こり:屈折して、出た光が入る前の光と平行で、横にずれる – その結果:目は光がまっすぐ来たと感じるので、ずれた位置に見える 「ガラスで光が屈折するから」だけの答えは、どこでどう曲がるのかも、なぜずれて見えるのかも書かれていないので満点にしない。「その結果」の目の感じ方が書かれていない答えも満点にしない。 (2) 光がガラスの面に垂直に入り、垂直に出るので、どちらの面でも曲がらずに、まっすぐ目に届くから。
解き方
– 「どこで」:光が境界を通るのは、ガラスに入る面と出る面の 2 か所です。1 か所だけを書くと、光が平行にずれることを説明できません。 – 「何が起こり」:入るときは空気側の角が入射角なので、光は垂直な線に近づきます。出るときは空気側の角が屈折角なので、光は垂直な線から離れます。同じだけ曲がってもとの向きにもどるので、出た光は入る前と平行で、横にずれます(1b 宿題2)。 – 「その結果」:目は、光が曲がってきたことを知りません。届いた光をまっすぐ逆にのばした先に鉛筆があると感じます。その線は本当の鉛筆の横を通るので、ずれて見えます。ガラスより上の部分からの光は曲がらずに届くので、本当の位置に見えます。だから 2 つの部分がずれて見えます。 – 「どこで曲がるか」「どちらへ曲がるか」「目はまっすぐ来たと感じる」の 3 つをつなげると、初めて見る見え方も説明できます。 – (2) 真正面から見るときは、光が面に垂直に当たるので入射角が 0° になり、光は曲がりません。
答えの図
真上から見た図 ガラス うしろ 前 空気 空気 近づく 離れる ここにあるように見える 鉛筆 目 しおりアカデミー|理科 中学1年 STEP 2-1
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