中学2年

中2英語|受動態 (be + 過去分詞)【Step 1a】

栞先生

中2 英語|受動態 (be + 過去分詞)|Step 1a

この記事でわかること

  • 「be動詞+過去分詞」は「〜される」を意味し、される側を文の主役(主語)にするための形だ
  • by+動作主は動作主が重要なときのみ残し、不特定・自明・不明なら省略してよい
  • 変わるのはbe動詞のみで主語・時制に合わせて選び、過去分詞は常に固定の形を使う

※ この記事は上の授業動画の内容をテキストで整理したものです。

栞先生
栞先生
「受動態ってどんな形? なぜこの形を使うの?」——その疑問から始めましょう。

学習マップ

この単元の位置づけです。

中2英語|受動態
be動詞 + 過去分詞で「〜される」を表す基本

 小6 自己紹介
  ↓
 中1 英語の基本
  ↓
 中1 be動詞
  ↓
 中1 一般動詞
  ↓
 中1 過去形
  ↓
 中2 受動態 ★今回
  ↓
 中3 現在完了・分詞

受動態はなぜ必要か

栞先生
栞先生
「英語でお寺の話をしたいのに、文の主語が『誰か』になってしまう」——そんな経験はありませんか。
  • 【場面】修学旅行・京都を案内中のミナ
  • 外国人観光客「Wow! When?」 ←この寺、いつのもの?
  • → 知ってる:「400年くらい前のもの」
  • → 知らない:「誰が建てたか」は分からない…
  • ふつうの言い方:「だれが」を最初に書く
  • でも今は「寺」のことを伝えたい!
伝えたい中心ふつうの言い方では…
寺Someone built this temple. ←「誰が」を主語にしないと言えない
人形Someone made this doll. ←誰か分からないのに…
料理Many people eat this food. ←「人」が主役になる

英語では動作をする側を主語に置くのが基本です。そのため「Someone built this temple.」のように、伝えたいのがお寺・人形・料理などのされる側であっても、知らない「誰か」が文頭に来てしまいます。この問題を解決するのが受動態——「される側」を主語に置ける言い方です。

土台の確認:be動詞と過去分詞

栞先生
栞先生
be動詞の使い分けはしっかり覚えていますか? 受動態で頻繁に使います。
主語現在(be)過去(be)
Iamwas
he / she / it / 単数iswas
you / we / they / 複数arewere
  • 【過去形のおさらい】
  • 規則動詞: 動詞 + ed (play → played)
  • 不規則動詞: 個別に覚える (go → went, build → built)
  • → 受動態では「過去分詞」を使う(後で出るよ)

be動詞は主語と時制で選びます:I→am/was、he/she/it・単数名詞→is/was、you/we/they・複数名詞→are/were。受動態では過去形ではなく過去分詞を使います。不安がある場合は関連記事で確認してから進みましょう。

ルール①:能動態と受動態は「視点の切り替え」

栞先生
栞先生
能動態と受動態——一体どこが違うのでしょうか?

【今日のルール①】
「する側」を主語にする = 能動態
「される側」を主語にする = 受動態

動作の向きは同じ。
文の「主役(カメラの位置)」が入れ替わるだけ。

カメラはどこを映す? 動作の向きは同じ。でも「文の主役(カメラの位置)」が入れ替わる 能動態:動作主が主役 注目 The shogun built this temple. 受動態:されるものが主役 注目 This temple was built by the shogun. 動作の向きは同じ(shogun → temple)

能動態は「する側」が主語(The shogun built this temple.)、受動態は「される側」が主語(This temple was built by the shogun.)。動作の向きは同じで、主語(文の主役)だけが入れ替わります。日本語の「〜が〜する」を「〜が〜される」に切り替える感覚です。

ルール②:受動態の形は「be動詞+過去分詞」

栞先生
栞先生
受動態でよくある失敗が、be動詞の入れ忘れです。

【今日のルール②】
受動態 = be動詞 + 過去分詞
「〜される / されている」

×be動詞を抜くと受動態にならない
×This temple built in 1397.
○This temple was built in 1397.

受動態の基本形 主語 + be動詞 + 過去分詞 (+ by 動作主) 「〜される / されている」 例文 English 主語 is be動詞 spoken 過去分詞 in many countries. 場所などの補足 英語は多くの国で話されている。 過去分詞の例 規則変化(ed) used / cooked / played 不規則変化 build → built make → made speak → spoken write → written eat → eaten know → known 形をそのまま覚えよう

受動態の形は「be動詞+過去分詞」です。be動詞は省略できません(誤:This temple built in 1397. → 正:This temple was built in 1397.)。過去分詞には規則変化(原形+ed:used, cooked)と不規則変化があります。不規則変化は3つをセットで覚えましょう(build→built→built / speak→spoke→spoken / eat→ate→eaten / write→wrote→written)。

ルール③:by+動作主の使い方と省略

栞先生
栞先生
受動態を作るとき、by〜は必ず必要なのでしょうか?

【今日のルール③】
「〜によって」= by + 動作主
を文末に置く。

動作主が大事 → by 〜 を残す
誰がか不明・自明・興味なし → by 〜 を省略

by句は省略できる? 例文 This book was written by Soseki . この本は漱石によって書かれた。 動作主(誰が) by句を省略してよい3つの場面 ① 動作主が不明 The window was broken.(誰が壊したかわからない) ② 不特定多数 English is spoken in many countries.(みんなが話す) ③ 文脈で自明 Rice is grown in Japan.(農家がやるに決まっている) 省略の判断フロー 誰がしたかが大事? Yes No by句を残す written by Soseki by句を消す The window was broken. 迷ったら「動作主が情報として重要か」を考える

動作主が重要なときは「by+動作主」を文末に加えます(This book was written by Soseki.)。次の場合は省略します:①動作主が不明(The window was broken.)、②不特定多数(English is spoken in many countries.)、③自明(Rice is grown in Japan.——農家が作ることは当然)。「誰がしたかが大事な情報か?」を判断基準にしてください。

ルール④:形が変わるのはbe動詞だけ

栞先生
栞先生
受動態で現在形・過去形を作るとき、どのパーツを変えればよいのでしょうか?

【今日のルール④】
be動詞だけが主語・時制で変わる。
過去分詞の部分は変わらない。

現在:am / is / are + 過去分詞
過去:was / were + 過去分詞

主語と時制で変わる be動詞 主語 現在 過去 I am I am invited to the party. was I was invited to the party. he, she, it this, that 単数名詞 is This song is loved by many people. was The letter was written yesterday. you, we, they 複数名詞 are These pictures are taken by my brother. were The cookies were baked this morning. ここがポイント be動詞は主語と時制で変わる でも +過去分詞 の部分は変わらない invited / loved / taken / written / baked

変わるのはbe動詞のみで、過去分詞は固定です。現在形はam/is/are+過去分詞、過去形はwas/were+過去分詞(例:This song is loved. / The letter was written. / The cookies were baked.)。主語の数と時制に合わせてbe動詞を選ぶだけです。

よくある間違い3つ

栞先生
栞先生
受動態でつまずきやすいパターンを先に知っておきましょう。
× 間違い○ 正しい
This temple built in 1397. (be動詞ぬけ)This temple was built in 1397.
Sushi is ate. (過去形ate)Sushi is eaten. (過去分詞)
These letters was written. (主語と不一致)These letters were written.
  • ①be動詞を忘れない(受動態の必須パーツ)
  • ②不規則動詞は『過去形』と『過去分詞』が違うことが多い
  • ③主語が複数のときは was → were、is → are

①be動詞の抜け落ち:was が必須(This temple built → This temple was built)。②過去形と過去分詞の混同:Sushi is ate. → is のあとは過去分詞 eaten が正解(eat→ate→eaten)。③主語とbe動詞の数の不一致:These letters was → were(複数主語)。この3点を確認するだけでミスは大きく減ります。

確認問題①

栞先生
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空欄の組み合わせを選んでください。

【問1】次の文の(ア)(イ)に入る正しい組み合わせは?

This temple( ア )( イ )in 1397.
(このお寺は1397年に建てられた)

  • ア: is / built
  • イ: was / built
  • ウ: was / build
  • エ: did / build

「This temple( ア )( イ )in 1397.」(このお寺は1397年に建てられた) ア is/built イ was/built ウ was/build エ did/build

確認問題①の解答

栞先生
栞先生
正解はイ「was / built」です。

○ This temple was built in 1397.

in 1397(過去)× This temple(単数)→ was。buildの過去分詞はbuilt(原形と同形)です。

確認問題②

栞先生
栞先生
空欄に入るbe動詞を選んでください。

【問2】次の文の( )に入るbe動詞は?

These letters( )written in English last month.
(これらの手紙は先月英語で書かれた)

  • ア: is
  • イ: are
  • ウ: was
  • エ: were

「These letters( )written in English last month.」 ア is イ are ウ was エ were

確認問題②の解答

栞先生
栞先生
正解はエ「were」です。

○ These letters were written in English last month.

written は write の過去分詞(write-wrote-written)

These letters(複数)× last month(過去)→ were。

確認問題③

栞先生
栞先生
4つの文から受動態を1つ選んでください。

【問3】「〜される/されている」という意味の受動態の文を選びなさい。

  • ア: My mother cooks dinner every day.
  • イ: This room is cleaned every morning.
  • ウ: Tom played soccer yesterday.
  • エ: We are studying English now.

ア My mother cooks dinner every day. イ This room is cleaned every morning. ウ Tom played soccer yesterday. エ We are studying English now.

確認問題③の解答

栞先生
栞先生
正解はイです。

○ This room is cleaned every morning.
→ 「毎朝この部屋は掃除される」

エの「be動詞+-ing」と混同しないこと

is cleaned は「be動詞+過去分詞」で受動態。エの are studying は「be動詞+-ing形」の進行形です。

確認問題④

栞先生
栞先生
by〜を省略しても自然な文を1つ選んでください。

【問4】by 〜 を省略しても情報が失われず、最も自然な文はどれ?

  • ア: This song was sung by Taylor Swift.
  • イ: This book was written by Murakami Haruki.
  • ウ: Rice is grown in Japan by farmers.
  • エ: This camera was made by my father.

ア This song was sung by Taylor Swift. イ This book was written by Murakami Haruki. ウ Rice is grown in Japan by farmers. エ This camera was made by my father.

確認問題④の解答

栞先生
栞先生
正解はウです。

○ Rice is grown in Japan. (by farmers は省略OK)

判断基準:「動作主が情報として重要か」

by farmers は「農家が作る」という自明な情報のため省略できます。ア・イ・エは動作主が重要な情報です。

確認問題⑤

栞先生
栞先生
空欄に入る語を選んでください。

【問5】( )に入る正しい語を選びなさい。

Sushi is( )in many countries now.
(お寿司は今や多くの国で食べられている)

  • ア: eat
  • イ: ate
  • ウ: eaten
  • エ: eating

「Sushi is( )in many countries now.」(お寿司は今や多くの国で食べられている) ア eat イ ate ウ eaten エ eating

確認問題⑤の解答

栞先生
栞先生
正解はウ「eaten」です。

○ Sushi is eaten in many countries now.

eat-ate-eaten は不規則変化。覚えよう。

is のあとには過去分詞が必要。eat→ate→eaten で、eaten が過去分詞です。エ eating は進行形になります。

受動態を実際の英文で確認しよう

栞先生
栞先生
次のパッセージには受動態が5箇所登場します。どこにあるか探しながら読んでみてください。

Kinkakuji is a famous temple in Kyoto.
It was built in 1397.
This temple is visited by many tourists every year.
The beautiful gold building is loved by people from many countries.
Inside the temple area, the rooms are cleaned every morning.
Near Kyoto, sushi is also enjoyed, and it is made with rice and fresh fish.

  • 【単語リスト】
  • temple = 寺
  • tourist = 観光客
  • build – built – built = 建てる(不規則)
  • be loved by 〜 = 〜に愛されている
  • be made with 〜 = 〜で作られている
  • fresh = 新鮮な
  • ※リストにない単語でわからないものは辞書で調べてね

“Kinkakuji is a famous temple in Kyoto. It was built in 1397. This temple is visited by many tourists every year. The beautiful gold building is loved by people from many countries. Inside the temple area, the rooms are cleaned every morning. Near Kyoto, sushi is also enjoyed.”

パッセージの受動態まとめ

栞先生
栞先生
パッセージに登場した受動態を振り返りましょう。

【受動態が使われている場所】
It was built in 1397.
is visited by many tourists
is loved by people
the rooms are cleaned
sushi is also enjoyed
it is made with 〜

【今日のピックアップワード】
・temple(名詞)= 寺
・tourist(名詞)= 観光客
・built(動詞)= build の過去分詞「建てられた」

was built / is visited / is loved / are cleaned / is enjoyed——すべて「be動詞+過去分詞」の形です。キーワード:temple(寺)・tourist(観光客)・built(buildの過去分詞)。

まとめ

栞先生
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この記事で学んだポイントを確認しましょう。
  • ①受動態 = be動詞 + 過去分詞「〜される」
  • ②「される側」を主語にする視点の入れ替え
  • ③by + 動作主は、必要なら残す/不要なら省く
  • ④be動詞だけが主語と時制で変わる(am/is/are・was/were)
  • ⑤過去分詞は固定。不規則変化はセットで覚える

次の単元の記事では…
・能動態 ⇔ 受動態 の書きかえ
・受動態の否定文・疑問文
・by 以外の前置詞(be interested in など)

①受動態=be動詞+過去分詞(「〜される」)。②「される側」を主語にする視点の切り替え。③by+動作主は重要なら残し、不要なら省略。④変わるのはbe動詞だけ(主語・時制で選ぶ)、過去分詞は固定。⑤不規則変化は原形・過去形・過去分詞をセットで覚える。次の単元(書き換え・否定文・疑問文・be interested in〜)の記事で応用を学びましょう。

よくある質問

受動態でby〜は必ず書かなければいけませんか?

いいえ、省略できる場合が多くあります。動作主が不明・不特定多数・自明のときはby〜を省略するのが自然な英語です。「誰がしたかが重要な情報か」を判断基準にしてください。

be動詞のあとが過去分詞か-ing形か見分けるコツはありますか?

be動詞のあとに過去分詞が来れば受動態(〜される)、-ing形が来れば進行形(〜している)です。are studyingのような進行形を受動態と混同しないよう注意しましょう。

不規則動詞の過去分詞はどうやって覚えればいいですか?

原形・過去形・過去分詞の3つをセットで声に出して繰り返すのが効果的です(例:speak→spoke→spoken)。テストに頻出のものから優先して練習しましょう。

この単元の練習問題ページ(準備中)

この単元の授業

  • Step 1a(この記事)

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