中3 数学|多項式の展開と因数分解|Step 1a
この記事でわかること
- 展開では、かっこの外の式を中の各項にかけます。
- 乗法公式は積の形を見分け、中間項と符号を確かめて使います。
- 置き換えや公式を使うと、長い式や数の計算を整理できます。
※ この記事は上の授業動画の内容をテキストで整理したものです。

栞先生
単項式は1つの項でできた式、多項式はいくつかの項の和です。積の形を和の形に直すことを展開といいます。
学習マップ
この単元の位置づけです。
かっこが増えると、どの項をかけたか見失いやすい。
99²=(100−1)²=9801
展開:積の形を和の形に直すと、長い式や数の計算を整理しやすくなる。
文字と式(中1)
↓
式の計算(多項式の加減乗)(中2)
↓
多項式の展開と因数分解(中3)
↓
平方根(中3)
↓
二次方程式(中3)
↓
展開と因数分解(高1)
展開の土台は分配法則

栞先生
単項式は1つの項でできた式、多項式はいくつかの項の和です。積の形を和の形に直すことを展開といいます。
単項式は1つの項でできた式、多項式はいくつかの項の和。積を和の形にすることを展開という。
分配法則 a(b+c)=ab+ac
2a(3a+4)を展開
1. 2a(3a+4) (もとの式)
↓
2. =2a×3a+2a×4 (2aを多項式の各項にかける)
↓
3. =6a²+8a (それぞれの積を計算)
ここは考え方ごと押さえたいところ。外の単項式を一部の項だけでなく、かっこの中の各項にかける。迷ったら分配法則の式に戻ろう。
土台は分配法則 \(\displaystyle a(b+c)=ab+ac\) です。外の式を中の各項にかけるので、\(\displaystyle 2a(3a+4)=2a×3a+2a×4=6a²+8a\) となります。一部だけにかけると、もとの積とは異なる式になります。
確認問題①

栞先生
次の式を展開し、空欄に入る式を答えなさい。
\(\displaystyle 3a(2a-5)=[ ]\)
次の式を展開し、空欄に入る式を答えなさい。
3a(2a−5)=[ ]
確認問題① 答え

栞先生
答えは \(\displaystyle 6a²-15a\) です。\(\displaystyle 3a\) を \(\displaystyle 2a\) と \(\displaystyle -5\) の両方にかけます。
各項に3aをかける
1. 3a(2a−5) (もとの式)
↓
2. =3a×2a+3a×(−5) (分配法則)
↓
3. =6a²−15a (積を計算)
答え:6a²−15a
多項式を単項式でわる

栞先生
多項式を単項式でわるときは、多項式の各項を同じ単項式でわります。\(\displaystyle (15x²-10x)÷5x=15x²÷5x-10x÷5x=3x-2\) です。最初の項だけをわっても、かっこ全体をわったことにはなりません。
多項式÷単項式では、多項式の各項を同じ単項式でわる。最初の項だけをわる計算ではない。
(15x²−10x)÷5xを計算
1. (15x²−10x)÷5x (もとの式)
↓
2. =15x²÷5x−10x÷5x (各項を5xでわる)
↓
3. =3x−2 (係数と文字を整理)
ここも仕組みの理解が大切。あやふやなら、各項に同じ数を分けて計算するところから繰り返し確かめよう。
確認問題②

栞先生
次の式を計算し、空欄に入る式を答えなさい。
\(\displaystyle (8x²+12x)÷4x=[ ]\)
次の式を計算し、空欄に入る式を答えなさい。
(8x²+12x)÷4x=[ ]
確認問題② 答え

栞先生
答えは \(\displaystyle 2x+3\) です。\(\displaystyle 8x²\) と \(\displaystyle 12x\) をそれぞれ \(\displaystyle 4x\) でわります。
各項を4xでわる
1. (8x²+12x)÷4x (もとの式)
↓
2. =8x²÷4x+12x÷4x (各項に分ける)
↓
3. =2x+3 (係数と文字を整理)
答え:2x+3
乗法公式1―和と積を見る

栞先生
乗法公式は分配法則から導ける近道です。\(\displaystyle (x+a)(x+b)=x²+(a+b)x+ab\) では、\(\displaystyle x\) の係数が \(\displaystyle a\) と \(\displaystyle b\) の和、定数項が積になります。
乗法公式は、分配法則から導ける展開の近道。式の形が公式と合うときに使え、合わないときは分配法則で展開できる。
(x+a)(x+b)=x²+(a+b)x+ab
(x+3)(x+5)を分配法則から展開
1. (x+3)(x+5) (a=3、b=5)
↓
2. =x(x+5)+3(x+5) (xと3をそれぞれ(x+5)にかける)
↓
3. =x²+5x+3x+15 (さらに分配法則で展開)
↓
4. =x²+8x+15 (同類項5xと3xをまとめる)
面積モデルでは、x²・5x・3x・15を合わせるとx²+8x+15。xの係数は3+5、定数項は3×5になる。
\(\displaystyle (x+3)(x+5)=x²+5x+3x+15=x²+8x+15\) です。面積でも、\(\displaystyle x²\)、\(\displaystyle 5x\)、\(\displaystyle 3x\)、\(\displaystyle 15\) の4つの部分を合わせると同じ結果になります。
小数でも和と積は同じ

栞先生
小数でも公式の形は変わりません。\(\displaystyle (x+0.2)(x+0.4)=x²+(0.2+0.4)x+0.2×0.4=x²+0.6x+0.08\) です。和と積を分けて計算すると、小数点の位置を確かめやすくなります。
(x+0.2)(x+0.4)を展開
1. (x+0.2)(x+0.4) (a=0.2、b=0.4)
↓
2. =x²+(0.2+0.4)x+0.2×0.4 (乗法公式1に当てはめる)
↓
3. =x²+0.6x+0.08 (和と積を計算)
小数でも、xの係数はaとbの和、定数項はaとbの積。小数点の位置はそれぞれ計算して確かめる。
確認問題③

栞先生
次の式を展開し、空欄に入る式を答えなさい。
\(\displaystyle (x+0.5)(x+0.3)=[ ]\)
次の式を展開し、空欄に入る式を答えなさい。
(x+0.5)(x+0.3)=[ ]
確認問題③ 答え

栞先生
答えは \(\displaystyle x²+0.8x+0.15\) です。和は \(\displaystyle 0.5+0.3=0.8\)、積は \(\displaystyle 0.5×0.3=0.15\) です。
和と積を求める
1. (x+0.5)(x+0.3) (a=0.5、b=0.3)
↓
2. =x²+(0.5+0.3)x+0.5×0.3 (乗法公式1)
↓
3. =x²+0.8x+0.15 (0.5+0.3=0.8、0.5×0.3=0.15)
答え:x²+0.8x+0.15
乗法公式2―和の平方

栞先生
和の平方は \(\displaystyle (x+a)²=x²+2ax+a²\) です。\(\displaystyle (x+a)(x+a)=x²+ax+ax+a²\) と分配すると \(\displaystyle ax\) が2つ現れます。
(x+a)²=x²+2ax+a²
分配法則から中間項を確かめる
1. (x+a)² (もとの式)
↓
2. =(x+a)(x+a) (同じ式どうしの積)
↓
3. =x(x+a)+a(x+a) (分配法則)
↓
4. =x²+ax+ax+a² (axが2つ現れる)
↓
5. =x²+2ax+a² (同類項をまとめる)
(x+4)²を展開
1. (x+4)² (a=4)
↓
2. =x²+2×4×x+4² (中間項は2ax)
↓
3. =x²+8x+16 (各項を計算)
(x+a)²をx²+a²にはできない。分配するとaxが2つ現れるため、中間項2axが必要になる。
\(\displaystyle (x+4)²=x²+2×4×x+4²=x²+8x+16\) です。\(\displaystyle x²+a²\) だけでは中間項がなく、もとの積と一致しません。
分数でも中間項は2倍の積

栞先生
分数でも中間項は2倍の積です。\(\displaystyle (x+\frac{1}{3})²=x²+2×\frac{1}{3}×x+(\frac{1}{3})²=x²+\frac{2}{3}x+\frac{1}{9}\) となります。中間項と定数項を別々に計算すると流れを追いやすくなります。
\(\displaystyle (x+\frac{1}{3})²\)を展開
1. \(\displaystyle (x+\frac{1}{3})²\) (\(\displaystyle a=\frac{1}{3}\))
↓
2. \(\displaystyle =x²+2×\frac{1}{3}×x+(\frac{1}{3})²\) (乗法公式2に当てはめる)
↓
3. \(\displaystyle =x²+\frac{2}{3}x+\frac{1}{9}\) (中間項と定数項を計算)
分数でも公式の形は同じ。2axとa²を別々に計算すると整理しやすい。
確認問題④

栞先生
次の式を展開し、空欄に入る式を答えなさい。
\(\displaystyle (x+\frac{1}{2})²=[ ]\)
次の式を展開し、空欄に入る式を答えなさい。
\(\displaystyle (x+\frac{1}{2})²=\)[ ]
確認問題④ 答え

栞先生
答えは \(\displaystyle x²+x+\frac{1}{4}\) です。\(\displaystyle 2×\frac{1}{2}×x=x\)、\(\displaystyle (\frac{1}{2})²=\frac{1}{4}\) となります。
中間項と定数項を計算
1. \(\displaystyle (x+\frac{1}{2})²\) (\(\displaystyle a=\frac{1}{2}\))
↓
2. \(\displaystyle =x²+2×\frac{1}{2}×x+(\frac{1}{2})²\) (乗法公式2)
↓
3. \(\displaystyle =x²+x+\frac{1}{4}\) (\(\displaystyle 2×\frac{1}{2}×x=x\)、\(\displaystyle (\frac{1}{2})²=\frac{1}{4}\))
答え:\(\displaystyle x²+x+\frac{1}{4}\)
乗法公式3―差の平方

栞先生
差の平方は \(\displaystyle (x-a)²=x²-2ax+a²\) です。分配すると \(\displaystyle x²-ax-ax+a²\) となり、中間の2項は負です。
(x-a)²=x²−2ax+a²
分配法則から符号を確かめる
1. (x-a)² (もとの式)
↓
2. =(x-a)(x-a) (同じ式どうしの積)
↓
3. =x(x-a)-a(x-a) (分配法則)
↓
4. =x²-ax-ax+a² (中間の2項は負、(-a)×(-a)=a²)
↓
5. =x²−2ax+a² (同類項をまとめる)
(x−4)²を展開
1. (x−4)² (a=4)
↓
2. =x²−2×4×x+4² (中間項は負、定数項は正)
↓
3. =x²−8x+16 (各項を計算)
\(\displaystyle (x-4)²=x²-2×4×x+4²=x²-8x+16\) です。\(\displaystyle (-a)×(-a)=a²\) なので定数項は正になります。
確認問題⑤

栞先生
次の式を展開したものとして正しいものを1つ選びなさい。
\(\displaystyle (x-6)²\)
ア \(\displaystyle x²-36\)
イ \(\displaystyle x²-12x+36\)
ウ \(\displaystyle x²+12x+36\)
エ \(\displaystyle x²-6x+36\)
次の式を展開したものとして正しいものを1つ選びなさい。
(x−6)²
| 記号 | 式 |
|---|
| ア | x²−36 |
| イ | x²−12x+36 |
| ウ | x²+12x+36 |
| エ | x²−6x+36 |
確認問題⑤ 答え

栞先生
答えはイの \(\displaystyle x²-12x+36\) です。\(\displaystyle x²-2×6×x+6²\) として、中間項と定数項を計算します。
差の平方を展開
1. (x−6)² (a=6)
↓
2. =x²−2×6×x+6² (乗法公式3)
↓
3. =x²−12x+36 (中間項は−12x、定数項は36)
答え:イ x²−12x+36
乗法公式4―和と差の積

栞先生
和と差の積は \(\displaystyle (x+a)(x-a)=x²-a²\) です。分配すると \(\displaystyle x²-ax+ax-a²\) となり、中間項が消えます。\(\displaystyle (x+7)(x-7)=x²-49\) です。
(x+a)(x-a)=x²-a²
中間項が消える理由
1. (x+a)(x-a) (もとの式)
↓
2. =x(x-a)+a(x-a) (分配法則)
↓
3. =x²-ax+ax-a² (-axと+axが現れる)
↓
4. =x²-a² (同類項が打ち消し合う)
(x+7)(x−7)を展開
1. (x+7)(x−7) (a=7)
↓
2. =x²−7² (乗法公式4)
↓
3. =x²−49 (7²=49)
和と差が対応する積に使える公式。符号の組が対応しない積には、そのまま当てはめない。
同じ部分に \(\displaystyle +a\) と \(\displaystyle -a\) が対応する積に使います。対応しないときは分配法則で展開します。
2つの文字でも同じ形

栞先生
数の代わりに文字が入っても同じです。\(\displaystyle (a+b)(a-b)=a²-ab+ab-b²=a²-b²\) となり、\(\displaystyle -ab\) と \(\displaystyle +ab\) が打ち消し合います。
(a+b)(a-b)を展開
1. (a+b)(a-b) (aとbの和と差の積)
↓
2. =a²-ab+ab-b² (分配法則で展開)
↓
3. =a²-b² (-abと+abをまとめる)
数の代わりに文字が入っても、同じ部分の和と差をかける形なら中間項が消える。
確認問題⑥

栞先生
次の式を展開し、空欄に入る式を答えなさい。
\(\displaystyle (x+y)(x-y)=[ ]\)
次の式を展開し、空欄に入る式を答えなさい。
(x+y)(x-y)=[ ]
確認問題⑥ 答え

栞先生
答えは \(\displaystyle x²-y²\) です。分配すると現れる \(\displaystyle -xy\) と \(\displaystyle +xy\) が打ち消し合います。
中間項を確かめる
1. (x+y)(x-y) (もとの式)
↓
2. =x²-xy+xy-y² (分配法則で展開)
↓
3. =x²-y² (-xyと+xyが打ち消し合う)
答え:x²-y²
乗法公式の早見表

栞先生
ここで使う4つの公式は、\(\displaystyle (x+a)(x+b)=x²+(a+b)x+ab\)、\(\displaystyle (x+a)²=x²+2ax+a²\)、\(\displaystyle (x-a)²=x²-2ax+a²\)、\(\displaystyle (x+a)(x-a)=x²-a²\) です。正直、似た形が並ぶのでややこしく感じます。
| 積の形 | 展開した形 | 見分ける観点 |
|---|
| (x+a)(x+b) | (x+a)(x+b)=x²+(a+b)x+ab | aとbの和・積 |
| (x+a)² | (x+a)²=x²+2ax+a² | 和の平方 |
| (x-a)² | (x-a)²=x²−2ax+a² | 差の平方 |
| (x+a)(x-a) | (x+a)(x-a)=x²-a² | 和と差の積 |
まず分配法則で理由を確かめる。難しく感じるときは、この表で積の形を照らし合わせれば基本の展開に使える。余裕が出たら導き方も見直そう。表に合わない式は分配法則で考える。
積の形を照らし合わせ、中間項と符号を確かめます。形が合わない式や公式を忘れた場合は、分配法則で展開できます。
展開を利用した式の計算

栞先生
共通部分を1文字に置くと形を見つけやすくなります。\(\displaystyle (a+b+3)(a+b-3)\) で \(\displaystyle a+b=M\) とおけば、\(\displaystyle (M+3)(M-3)=M²-9\) です。戻して展開すると \(\displaystyle a²+2ab+b²-9\) になります。置き換えは整理のための選択肢です。
置き換え:くり返し現れる共通部分をひとまとまりの文字で表す工夫。置き換えなくても正しく展開できるが、同じ形が見つけやすくなる。
共通部分を置き換えて展開
1. (a+b+3)(a+b−3) (a+bが共通部分)
↓
2. a+b=M とおくと、(M+3)(M−3) (ひとまとまりをMに置き換え)
↓
3. =M²−9 (乗法公式4)
↓
4. =(a+b)²−9 (Mをa+bに戻す)
↓
5. =a²+2ab+b²−9 (乗法公式2で展開)
複数の積を展開して同類項を整理
1. (x+2)(x+3)+(x−1)² (それぞれの積を展開)
↓
2. =(x²+5x+6)+(x²−2x+1) (2つの展開結果を並べる)
↓
3. =x²+5x+6+x²−2x+1 (かっこを外す)
↓
4. =2x²+3x+7 (同類項をまとめる)
99²を乗法公式で工夫して計算
1. 99² (99を100-1と見る)
↓
2. =(100−1)² (差の平方の形)
↓
3. =100²-2×100+1 (乗法公式3)
↓
4. =10000−200+1 (それぞれ計算)
↓
5. =9801 (答え)
式の置き換えも数の見方も、展開しやすい形を見つける工夫。どの式にも必要な固定手順ではない。難しく感じるときは、使った公式の形を先に書いて照らし合わせよう。
複数の積は、それぞれ展開して同類項をまとめます。\(\displaystyle (x+2)(x+3)+(x-1)²=(x²+5x+6)+(x²-2x+1)=2x²+3x+7\) です。
\(\displaystyle 99²=(100-1)²=100²-2×100+1=10000-200+1=9801\) のように、数も公式に合う形に見直せます。
よくある間違い

栞先生
\(\displaystyle (x+a)²=x²+a²\) では中間項が抜けます。正しくは \(\displaystyle x²+2ax+a²\) です。\(\displaystyle (x-a)²\) の定数項は \(\displaystyle (-a)×(-a)=a²\) なので正です。
× (x+a)²=x²+a² 中間項を落としている
○ (x+a)²=x²+2ax+a² axが2つ現れる
× (x-a)²=x²−2ax−a² 定数項まで負にしている
○ (x-a)²=x²−2ax+a² (-a)×(-a)=a²
× (x+a)(x-a)=x²+a² 最後の積の符号を見落としている
○ (x+a)(x-a)=x²-a² a×(-a)=-a²
\(\displaystyle (x+a)(x-a)\) の最後の積は \(\displaystyle a×(-a)=-a²\) です。中間項が消えても、答えは \(\displaystyle x²-a²\) になります。
展開のまとめ

栞先生
分配法則では各項にかけ、乗法公式は積の形、中間項、符号を確かめます。置き換えや同類項の整理も計算の見通しをよくします。
- 分配法則では、かっこの中の各項にかける
- 乗法公式は積の形を見て選び、中間項と符号を確かめる
- 置き換えや同類項の整理で、長い式も見通しよく計算できる
自己点検:なぜ(x+a)²に中間項2axが必要か、自分の言葉で説明できたら要点は押さえられている。あやしければ、分配法則からの展開に戻ろう。
この先は、展開の逆向きの操作である因数分解も出てくる。ここでは名前の予告まで。
中間項 \(\displaystyle 2ax\) に迷ったら、\(\displaystyle (x+a)(x+a)\) を分配すると理由が見えます。この先は因数分解も扱いますが、ここでは名前の予告までです。
よくある質問
\(\displaystyle (x-6)²\) を \(\displaystyle x²-36\) としてはいけないのですか?
平方は、それぞれを2乗するだけではありません。\(\displaystyle (x-6)(x-6)\) を分配すると中間項 \(\displaystyle -12x\) が現れ、定数項は正の \(\displaystyle 36\) になります。
差の平方なのに、中間項が正になることはありますか?
\(\displaystyle (x-a)²\) では、分配すると \(\displaystyle -ax\) が2つ現れます。そのため中間項は \(\displaystyle -2ax\) で、\(\displaystyle (x-6)²\) なら \(\displaystyle -12x\) です。
\(\displaystyle (x-6)²\) の中間項は、なぜ \(\displaystyle -6x\) ではないのですか?
\(\displaystyle (x-6)(x-6)\) では、\(\displaystyle x×(-6)\) と \(\displaystyle (-6)×x\) の2つが現れます。どちらも \(\displaystyle -6x\) なので、合わせると \(\displaystyle -12x\) になります。
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栞先生
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