日記文学の基本
問1個人の体験や心情を日付や時系列に沿って記す文学を、特に何文学と呼びますか。漢字四字で答えなさい。→ ________________________________
『更級日記』の作者として正しいものを選びなさい
問3『土佐日記』は男性の紀貫之が、女性に仮託して仮名文で書いた日記文学である。○か×か。→ ________________________________
古文の敬語
「おはす」の敬語の種類として正しいものを選びなさい
「参る」の敬語の種類として正しいものを選びなさい
次の敬語の語を、尊敬語か謙譲語か分類して対応させなさい
問6。→ ________________________________
古文の修辞法
次の枕詞と、それが導く語の組み合わせとして正しいものを対応させなさい
問7。→ ________________________________
問8次の和歌の傍線部「ながめ」は掛詞になっています。重ねられている二つの意味を、次の中からすべて選びなさい。 花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに(小野小町)
(注)「うつりにけりな」=色あせてしまったなあ/「いたづらに」=むなしく/「ふる」も掛詞で『(時が)経る・(雨が)降る』の二つの意味
- ア 眺め(物思いにふけって見ること)
- イ 長雨(春の長く降り続く雨)
- ウ 流れ(時の経過)
- エ 嘆き(悲しみのため息)
日記文学の基本
『土佐日記』の作者の名前を漢字で答えなさい
問9。→ ________________________________
古文の修辞法
問10枕詞は、現代語訳をするときに意味を訳さないのが一般的である。○か×か。→ ________________________________
解答・解説
問1日記文学
日記文学は、作者の視点と心情の変化を時系列で追うジャンルで、土佐日記・更級日記などが代表作。
問2イ
『更級日記』は菅原孝標女による日記文学で、物語に憧れた少女時代から人生の回想までを描く。
問3○
紀貫之は私的な心情を自由に綴るために仮名文を選び、女性の語り手という設定をとった。
問4ア
「おはす」は「給ふ」と同じく尊敬語で、動作主(その動作をする人)を高める働きをする。
問5イ
「参る」は謙譲語で、動作の受け手(行く先・来てもらう相手)を高める働きをする。
問6給ふ→尊敬語、おはす→尊敬語、奉る→謙譲語、参る→謙譲語
尊敬語(給ふ・おはす)は動作する人を、謙譲語(奉る・参る)は動作を受ける人を高める。この方向性が、省略された主語を見抜く手がかりになる。
問7ひさかたの→光、あしひきの→山、たらちねの→母、ちはやぶる→神
枕詞は特定の語を導く五音の慣用句。代表的なペアをセットで覚えることが和歌読解の基本となる。
問8ア,イ
「ながめ」には『眺め(物思いにふけって見る)』と『長雨』の二つの意味が重ねられている。同じ音で、心情(物思い)と情景(春の長雨で花が散る様子)を同時に表現するのが掛詞の効果。ウ『流れ』・エ『嘆き』は「ながめ」と同音ではなく、掛詞の条件を満たさないため誤り。
問9紀貫之
紀貫之は平安時代の歌人で、『土佐日記』では女性に仮託する形で仮名文の日記を書いた。
問10○
枕詞はもとは意味のある言葉だったが、現在は特定の語を導く約束として固定化しているため、訳すときには意味を訳さないのが一般的。