中1国語|品詞の分類(名詞・動詞・形容詞等)【Step 1a】
中1 国語|品詞の分類(名詞・動詞・形容詞等)|Step 1a
この記事でわかること
- 自立語は文節の先頭にある単語で、それ1語だけで意味が通じる(例:「私」「学校」)
- 付属語は自立語の後ろにつく単語で、単独では文節を作れない(例:「は」「で」「を」)
- 文節数と自立語数は常に一致するため、文節を数えるだけで自立語の個数がわかる
※ この記事は上の授業動画の内容をテキストで整理したものです。
学習マップ
この単元の位置づけです。
自立語と付属語
この字面だけで「むり」って
思ってない?
大丈夫、そこからほどくよ。
見分けるコツはひとつ
①文を文節に分ける
②文節の先頭の単語=自立語
③それ以外の単語=付属語
例:「私は」→ 私(自立)/は(付属)
文・文節・単語の3階層
【おさらい】文節
「ね」「よ」を入れて切れる、
意味のかたまり。
【新登場】単語
文節をさらに分けた、
意味を持つ言葉の最小の単位。
→ 文 → 文節 → 単語 の3階層
日本語の文は「**文** → **文節** → **単語**」という3階層で成り立ちます。**文節**は「ね」「よ」を間に入れて自然に区切れる意味のかたまりで、**単語**はそれをさらに分けた意味の最小単位です。「私は中学校で国語を勉強する」を例にすると、文節は4つ(私は/中学校で/国語を/勉強する)、単語は7つ(私/は/中学校/で/国語/を/勉強する)です。ただし「勉強する」は「勉強」と「する」に分けず、全体でひとつの動詞(1単語)として数えます。
自立語と付属語の定義
【ルール】単語は2種類
■自立語
単独で文節を作れる、
意味のある単語。
■付属語
自立語の後ろにくっついて、
意味を添える単語。
**自立語**は、それ1語だけで意味が通じる単語で、文節の先頭に置かれます(例:「私」「中学校」「勉強する」)。一方、**付属語**は単独では意味が成り立たず、自立語の後ろにつくことで意味を補う単語です(例:「は」「で」「を」)。付属語が文節の先頭に単独で立つことはありません。「1語で意味が通じるか」「文節の先頭にあるか」という2点が自立語を見分ける目印です。
自立語・付属語の判別手順
覚え方のコツ
難しい言葉はいらない。
「位置」で判断できる。
→ 文節の先頭は自立語
→ それ以外は付属語
各文節に自立語は必ず1つ
①文に「ね」「よ」を入れながら**文節**に区切る。②各文節をさらに**単語**に分ける。③文節の先頭の単語が**自立語**。④後ろに残った単語がすべて**付属語**。各文節に**自立語は必ず1つだけ**含まれます。これは「文節数=自立語数」という対応関係の根拠でもあり、自立語の個数を素早く求めるときにも使えます。
間違えやすいポイント3つ
| まちがい | 正しい理解 |
|---|---|
| ×「勉強/する」と分けて2単語にする | ○「勉強する」全体で1単語(1つの動詞) |
| ×「美しい」の『い』を付属語にする | ○「美しい」全体で1単語(形容詞) |
| ×「お手紙」の『お』を付属語にする | ○「お手紙」全体で1単語。付属語は『後ろ』 |
①「**勉強する**」を「勉強/する」と2単語に分けてしまうケースです。「〜する」の形の複合動詞はまとめて1単語として扱います(「運動する」「練習する」も同様)。②「**美しい**」の末尾の「い」を付属語として切り離すケースです。「美しい」は全体でひとつの形容詞(1単語)です。③「**お手紙**」の「お」を付属語とするケースです。付属語は自立語の「後ろ」につくのが原則であり、前につく「お」は付属語ではなく、「お手紙」全体で1単語として扱います。
確認問題①
【問題1】
文節「私は」を単語に分けると
「私/は」の2単語になります。
このうち、自立語はどちら?
ア:私
イ:は
正解はア「私」です。文節の先頭にある「私」が自立語で、後ろの「は」が付属語です。
確認問題②
【問題2】
文節「学校で」を単語に分けると
「学校/で」の2単語になります。
このうち、付属語はどちら?
ア:学校
イ:で
正解はイ「で」です。先頭の「学校」が自立語、後ろの「で」が付属語です。
確認問題③
【問題3】〇か×か
1つの文節の中に、
自立語が2つ以上
入ることがある。
正解は×です。各文節の自立語は必ず1つだけです。付属語は0個以上の複数になりえます(例:「友達からも」→自立語「友達」、付属語「から・も」の2つ)。
確認問題④
【問題4】
母が台所で料理を作る。
文節:母が/台所で/料理を/作る
単語:母/が/台所/で/料理/を/作る
付属語を過不足なく挙げているのは?
- ア:母・台所・料理・作る
- イ:が・で・を
- ウ:が・で・を・作る
- エ:母・が・台所・で
正解はイ「が・で・を」です。「作る」は文節「作る」の先頭にあるため自立語であり、付属語には含まれません。
確認問題⑤
【問題5】
兄が部屋で漫画を読む。
文節:兄が/部屋で/漫画を/読む
単語:兄/が/部屋/で/漫画/を/読む
この文の自立語の数は( )個。
正解は4個(兄・部屋・漫画・読む)です。文節数=自立語数が成り立つため、文節4つから即座に求められます。単語の総数7と混同しないようにしましょう。
確認問題⑥
【問題6】
文節「友達からも」を単語に分けると
「友達/から/も」の3単語になります。
このうち、自立語はどれ?
ア:友達
イ:から
ウ:も
正解はア「友達」です。先頭の「友達」が自立語で、後ろの「から」と「も」はどちらも付属語です。付属語が2つ以上連続する文節もある点を押さえておきましょう。
文章で確認してみよう
この文章の中から
自立語と付属語を
見つけてみよう。
まずは最初の一文
「私が学校で友達と話す。」
を分けてみよう。
例文「私が学校で友達と話す」を取り上げます。文節に分けると「私が/学校で/友達と/話す」の4つ、単語に分けると「私/が/学校/で/友達/と/話す」の7つです。各文節の先頭を取れば自立語は「私・学校・友達・話す」の4個、残りの「が・で・と」の3個が付属語です。また、同じ文章に出てくる「勉強する」は「勉強」と「する」に分けず1単語として扱う点も確認しておきましょう。
今日の漢字
「文節(ぶんせつ)」「単語(たんご)」「自立(じりつ)」「付属(ふぞく)」など、今日使った言葉の読み書きを確認しておくと、次の単元への理解がスムーズになります。
まとめ
- 文節をさらに分けると単語になる
- 自立語=文節の先頭の1単語
- 付属語=自立語の後ろの単語
- 1文節に自立語は必ず1つ(付属語は0〜複数)
【自己点検】
「私は本を読む」を
自立語と付属語に分けられる?
言えたら今日はOK!
あやしい人は「見分け方の手順」の
図に戻って見直してね。
今日のポイントは4点です。①文・文節・単語の**3階層**がある。②**自立語**は文節の先頭にあり、1語で意味が通じる。③**付属語**は自立語の後ろにつき、単独では文節にならない。④1文節の自立語は**必ず1つ**、付属語は0個以上。確認として「私は本を読む」を分けると、自立語は「私・本・読む」、付属語は「は・を」です。
よくある質問
「勉強する」のように「〜する」がついた語はなぜ1単語なのですか?
「〜する」の形をとる複合動詞は日本語の文法上ひとつの動詞として扱うと定められているためです。「運動する」「練習する」なども同様に1単語です。
1つの文節に付属語は何個まで入りますか?
上限はありません。「友達からも」のように2個以上連続することもあれば、「読む」「作る」のように付属語が0個の文節も存在します。
自立語と付属語の区別は、この先の学習にどう役立ちますか?
名詞・動詞・形容詞などの**品詞分類**は自立語にのみ行います。自立語と付属語を区別できることが、品詞学習全体の土台になります。
この単元の授業
- Step 1a(この記事)

