中1理科|動物の分類【Step 1b】
中1 理科|動物の分類|Step 1b
この記事でわかること
- 背骨のない動物は、無脊椎動物に分類されます。
- 節足動物は外骨格をもち、からだに節があります。
- 軟体動物は節がなく、外とう膜が内臓を包みます。
※ この記事は上の授業動画の内容をテキストで整理したものです。
学習マップ
この単元の位置づけです。
『節足動物』と『軟体動物』、名前だけでは見分けがつきにくいよね。
節・外骨格 → 節足動物
節なし・外とう膜 → 軟体動物
背骨のない動物を、外側のつくりで仲間分けする。見分ける観点がそろうと、分類が整理しやすくなるよ。
外側のつくりを観察しよう
動物園や水族館で見かける生き物を仲間分けしてみよう。
- カブトムシ・エビ・イカを見て『これは背骨があるかな?』
- 次に『からだに節や殻があるかな?』
- 名前の印象ではなく、外側のつくりに目を向ける
背骨の有無で大きく分ける
| 背骨 | 分類名 |
|---|---|
| ある | 脊椎動物 |
| ない | 無脊椎動物 |
無脊椎動物=背骨のない動物
ここは分類の土台。焦らず、背骨の『ある・ない』と分類名を対応させよう。
ここは分類の土台です。迷ったら、背骨の「ある・ない」と二つの分類名の対応へ戻ると整理しやすくなります。
答える前の観点
観点:背骨が『ある』か『ない』か
確認問題①
背骨の有無で動物を二つに分けたとき、背骨をもたない動物のまとまりを何というか。
- ア 脊椎動物
- イ 無脊椎動物
- ウ 節足動物
- エ 軟体動物
確認問題①の答え
正解:イ 無脊椎動物
背骨をもたない動物を無脊椎動物とよぶ。脊椎動物は背骨をもつ動物である。
無脊椎動物の主な分類
動物 → 脊椎動物(背骨あり)/無脊椎動物(背骨なし)
- 無脊椎動物 → 節足動物・軟体動物・その他
- 節足動物 → 昆虫類・甲殻類
- クモやサソリのなかま・ムカデのなかまも節足動物。この回では名前の紹介まで
ポイント:節・外骨格か、外とう膜かで分ける
クモやサソリのなかま、ムカデのなかまも節足動物です。ここでは詳しい判別には踏み込まず、無脊椎動物が節足動物と軟体動物だけではないことを押さえます。
節足動物の特徴
節足動物=外骨格をもち、からだに節がある無脊椎動物
- 外骨格:体表をおおう殻などの硬い構造
- からだを支えたり、保護したりする
- 筋肉は外骨格の内側につく
『外骨格』という名称は約束として覚えるしかない。体の外側をおおう硬い構造、と結びつけよう。
「外骨格」という名称は、正直、覚える必要があります。「体表をおおう硬い構造」と組にすれば、今回の基本問題で名称を選ぶ手がかりになります。
観察する場所
- 体表をおおう硬い殻
- からだの区切りである節
確認問題②
ある無脊椎動物を観察すると、からだは硬い殻におおわれ、節があった。この硬い殻を何というか。
- ア 外骨格
- イ 外とう膜
- ウ 気門
- エ 節
確認問題②の答え
正解:ア 外骨格
節足動物の体表をおおう殻などの硬い構造を外骨格という。からだに節があることも節足動物の特徴である。
昆虫類のからだのつくり
- 昆虫類:頭部・胸部・腹部の3つ
- 胸部に3対(6本)のあし
- 胸部や腹部の気門から空気をとりこむ
この形と数は覚えるしかない。『3つの部分』『胸部に3対6本』をひとまとまりで覚え、昆虫類を確かめる問題で使おう。
昆虫類は、胸部や腹部にある気門から空気を取りこんで呼吸します。「3つの部分」と「胸部に3対6本のあし」をひとまとまりにすると、基本問題で確かめやすくなります。
対と本を区別する
あしは『何対』と『何本』を取り違えずに数える。
確認問題③
昆虫類のあしの数として正しいものを選びなさい。
- ア 3本
- イ 6対12本
- ウ 2対4本
- エ 3対6本
確認問題③の答え
正解:エ 3対6本
昆虫類のあしは胸部に3対あり、合計6本である。
甲殻類の特徴
| 観点 | 甲殻類 |
|---|---|
| からだ | 頭胸部+腹部など |
| あし | 昆虫類より多い |
| 生活場所 | 水中で生活するものが多い |
| 例 | エビ・カニ・サワガニ |
ダンゴムシなどは、頭部・胸部・腹部の3つの部分からなる。
ただし、ダンゴムシなどは頭部・胸部・腹部の3つの部分からなります。甲殻類のからだの分かれ方には、このような場合もあります。
軟体動物の特徴
軟体動物=からだに節がなく、外とう膜が内臓を包む無脊椎動物
- 外とう膜:内臓を包む、筋肉でできた膜
- イカ・タコ・アサリ・サザエなど
- アサリ・サザエのように、貝殻が外とう膜をおおうものもある
『外とう膜』という名称は約束として覚えるしかない。『内臓を包む膜』と結びつけて思い出そう。
アサリやサザエのように、貝殻が外とう膜をおおうものもいます。貝殻と外とう膜は同じものではありません。「内臓を包む膜」と名称を結びつけて覚えると、今回の基本問題に使えます。
名称を思い出す手がかり
手がかり:内臓を包む、筋肉でできた膜
確認問題④
軟体動物の内臓を包んでいる、筋肉でできた膜を何というか。
確認問題④の答え
外とう膜
外とう膜は、軟体動物の内臓を包む筋肉でできた膜である。アサリなどでは、貝殻が外とう膜をおおっている。
共通する特徴を探す
二つの動物に共通する『節の有無』と『内臓を包む膜』から分類名を確かめる。
確認問題⑤
イカとアサリに共通する分類名として正しいものを選びなさい。
- ア 節足動物
- イ 甲殻類
- ウ 軟体動物
- エ 昆虫類
確認問題⑤の答え
正解:ウ 軟体動物
イカとアサリは、からだに節がなく、内臓を外とう膜が包む軟体動物のなかまである。
節足動物と軟体動物を見分ける
| 分類 | からだの節 | 外側の特徴 | なかまの例 |
|---|---|---|---|
| 節足動物 | あり | 外骨格(殻) | 昆虫類・甲殻類など |
| 軟体動物 | なし | 外とう膜が内臓を包む | イカ・アサリなど |
ここで扱う二つを比べるなら、「節と外骨格」か「節がなく外とう膜」かを確かめます。カニやエビは硬い殻と節があるため節足動物で、アサリやサザエは節がなく外とう膜が内臓を包むため軟体動物です。
見分け方を使える範囲
この見分け方は、ここで扱う節足動物と軟体動物を比べるときに使う。無脊椎動物をすべてこの二つに分けるものではない。
難しく感じたら、まずこの比較表を覚えて基本問題に使おう。余裕が出たら、特徴から理由も説明できるように戻ってみてね。
情報が重なって見えたら、まず「節・外骨格・外とう膜」の比較を押さえると、今回の基本問題に使えます。理由まで説明したいときは、それぞれの位置と役割もたどり直しましょう。
仲間分けの観点
- からだに節と外側の硬い構造があるか
- からだに節がなく、内臓を包む膜があるか
確認問題⑥
次の動物を「節足動物」と「軟体動物」に仲間分けしなさい。①カブトムシ ②エビ ③イカ ④アサリ
確認問題⑥の答え
| 動物 | 分類 |
|---|---|
| ①カブトムシ | 節足動物 |
| ②エビ | 節足動物 |
| ③イカ | 軟体動物 |
| ④アサリ | 軟体動物 |
カブトムシとエビは節足動物で、イカとアサリは軟体動物である。節足動物には昆虫類や甲殻類が含まれる。
よくある取り違え
× 無脊椎動物は、すべて節足動物
○ 節足動物は無脊椎動物の一部。軟体動物やその他の無脊椎動物もいる
× 外とう膜は、節足動物の硬い殻
○ 外骨格は体表の硬い構造。外とう膜は軟体動物の内臓を包む膜
× 昆虫類のあしは3本
○ 昆虫類のあしは3対、合計6本
外骨格は節足動物の体表をおおう硬い構造で、外とう膜は軟体動物の内臓を包む膜です。また、昆虫類のあしは3本ではなく3対、合計6本です。
今回のまとめ
- 無脊椎動物=背骨のない動物
- 節足動物=外骨格+からだに節がある
- 軟体動物=からだに節がなく、外とう膜が内臓を包む
自己点検:節足動物と軟体動物を『節・外骨格・外とう膜』で見分ける方法を、自分の言葉で言えたら今日はOK。あやしければ比較表に戻ろう。
節足動物と軟体動物のちがいを、「節・外骨格・外とう膜」を使って説明してみましょう。あやしいところは、二つの特徴を比べた段落へいつでも戻れます。
よくある質問
背骨がない動物は、すべて節足動物ですか。
いいえ。節足動物は無脊椎動物の一部で、軟体動物やその他の無脊椎動物も含まれます。全体とその一部を分けて考えましょう。
外骨格と外とう膜は、どちらも外側の殻ですか。
同じものではありません。外骨格は節足動物の体表をおおう硬い構造で、外とう膜は軟体動物の内臓を包む筋肉でできた膜です。
昆虫類のあしは3本ですか。
3本ではなく3対です。1対は2本なので、3対では合計6本になります。「対」と「本」を分けて数えると整理できます。
解答・解説つきの演習プリント(別ページ)
この単元の授業
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