中学1年

中国・インドの経済成長と地域の課題|「世界の工場」とICT産業をやさしく解説

栞先生

※ この記事は上の授業動画の内容をテキストで整理したものです。

この記事でわかること

  • 中国の人口と民族、一人っ子政策を続けた結果、何が心配されるようになったか
  • 中国が「世界の工場」と呼ばれる理由と、そのあとに起きた「沿岸部と内陸部の差」「環境問題」
  • インドでICT(情報通信技術)産業が伸びた理由を、資料から「だから何が得か」まで書く方法

まず思い出そう:中国とインドはどこにある?

この記事は、中国とインドという2つの国の話です。「どちらも人が多くて大きい国」くらいのイメージがあれば大丈夫です。この2つの国がどうやって豊かになってきたのか、その途中でどんな課題が出てきたのかを、順番に見ていきます。

この記事を読み終えるころには、次の2つを、理由をつけて説明できるようになります。

  • 中国は、なぜ「世界の工場」と呼ばれるのか
  • インドで、コンピューターの仕事が伸びたのはなぜか

はじめに、場所を確かめます。

  • 中国は、日本と同じ東アジアの国です。
  • インドは、インド洋に三角に突き出た所にある、南アジアの国です。
中国 インド 日本

上の地図では、中国とインドに色がぬってあります。日本の位置もいっしょに見ておきましょう。

それから、アジアは人口がとても多い州です。季節風で雨が多い所では、稲作ができます。米は、同じ広さの土地でたくさんの人を養えます。

雨が多い → 稲作 → 多くの人を養える

そのアジアの中でも、とびぬけて人口が多いのが、中国とインドです。

中国の人口と民族、一人っ子政策

中国の人口は約14億人

中国の人口は約14億人(2023年)です。日本はおよそ1億2千万人なので、中国の人口は日本の10倍よりも多いことになります。

中国 約14億人 日本 約1.2億人 人口:国連『世界人口推計』、2023年

約9割が漢族

この14億人のうち、約9割は漢族(漢民族)という民族です。残りは、ほかの55の少数民族です。

漢族 約9割 55の少数民族 約1割 中国の人口調査、2020年

一人っ子政策

これだけ人が多いと、「このまま増え続けたら、食べ物や仕事が足りなくなるかもしれない」と政府は心配しました。そこで始めたのが一人っ子政策です。

覚えよう:一人っ子政策
– 1979年から
– 夫婦が持つ子どもを、原則1人にする
– 2015年に廃止を決めた

「原則」というのは、「基本は」という意味です。子どもを何人まで持てるかを国が決めていたと聞くと、少しおどろきますね。

この政策は30年以上続きましたが、2015年にやめることが決まりました。なぜでしょうか。

考えるときの手がかりは2つあります。夫婦2人に対して、子どもは原則1人だったこと。そして、それが何十年も続いたこと。生まれる子どもの数がおさえられたまま年月がたつと、国の中の人の様子はどう変わっていくでしょうか。問1で確かめます。

問1
(1) 中国の人口の約9割をしめる民族を何といいますか。
(2) 中国が人口の増えすぎをおさえるために行い、2015年に廃止を決めた政策を何といいますか。
(3) (2) の政策を続けた結果、今の中国で心配されていることを1つ答えましょう。

答え
(1) 漢族(漢民族)
(2) 一人っ子政策
(3) (例)高齢化が進んでいること/子どもが減って、これから働く人が少なくなること
(「人口が減る(減っていく)」も正解)

人口が増えすぎた
→ 一人っ子政策(1979年〜)
→ 子どもが減り、お年寄りの割合が高くなった

【覚える】
少子化=子どもが減ること
高齢化=人口の中で、お年寄りの割合が高くなること

その先の心配:働く世代が減る
だから、2015年に廃止を決めた

問1の解説

(1)は漢族です。「漢民族」と書いても正解です。

(2)は一人っ子政策です。

(3)は、政策が何十年も続いたことがポイントです。夫婦2人に子どもは原則1人なので、親の世代より、生まれる子どもの世代のほうが人数が少なくなります。これが何十年もくり返されると、子どもが減っていき(少子化)、そのぶん人口の中でお年寄りの割合が高くなっていきます(高齢化)。

今の子どもは、これから大人になって働く人たちです。だから子どもが減ると、この先、働く若い世代が減っていくことが心配されました。それで2015年に一人っ子政策の廃止が決まり、今は3人まで子どもを持てます。

(3)は、「高齢化」「少子化」「働く人が少なくなる」のどれかの内容が書けていれば正解です。言葉がぴったり同じでなくてもかまいません。「人口が減る」「人口が減っていく」と書いても正解です。生まれる子どもが減った先に心配されることとして、筋が通っているからです。

中国は、なぜ「世界の工場」と呼ばれる?

「MADE IN CHINA」

服やおもちゃのタグを見ると、「MADE IN CHINA」と書いてある物がたくさんあります。「中国で作りました」という意味です。身の回りの物を見ても、きっと見つかると思います。

MADE IN CHINA

中国は今、「世界の工場」と呼ばれることがあります。世界中で使われる物を、たくさん作っているからです。

外国の会社を受け入れ、経済特区を作った

でも、中国ははじめから「世界の工場」だったわけではありません。1970年代の終わりごろまで、中国では、外国の会社が工場を開くことはほとんどできませんでした。そこから中国は方針を変えます。

  • 1970年代の終わりから、外国の会社や技術を受け入れる
  • 1980年ごろから、経済特区を作る

覚えよう:経済特区
外国の会社を呼びこむために、税金を安くするなど、特別なしくみを作った地域

会社は、どこに工場を建てたい?

では、外国の会社は、どんな所なら工場を建てたいと思うでしょうか。会社の立場になって考えてみます。会社は、同じ物をなるべく安く作りたいと考えます。だから、工場を建てる場所を選ぶときに見ることは、主に2つです。

決まり:会社が工場を建てる場所を選ぶとき、見ること
① 作るのにかかるお金(税金・賃金)
② 原料や製品の運びやすさ

① かかるお金 (税金・賃金) ② 運びやすさ (原料を入れる・ 製品を出す)
  • ①かかるお金:税金や、働く人に払う賃金のことです。
  • ②運びやすさ:工場には原料を運び入れ、できた製品を運び出します。外国に売る(輸出する)なら、外国まで運ぶ必要があります。

ここで出てきた言葉を確かめておきます。

言葉
– 賃金=働いた人に払うお金
– 輸出=自分の国で作った物を、外国に売ること
– 沿岸部=海に面した地域

経済特区は、海に面した沿岸部に作られました。この2つの見方を使うと、「なぜ沿岸部なのか」「なぜ外国の会社が来たのか」を説明できます。地図を見ながら、問2で確かめましょう。

問2:経済特区と「世界の工場」

下の地図は中国です。南東の海に面した所に★がついていて、「シェンチェン」「アモイ」と書いてあります。シェンチェンのすぐ南にはホンコンがあります。ペキンとシャンハイは黒い点で示してあります。

ペキン シャンハイ シェンチェン アモイ ホンコン

問2
(1) ★のように、外国の会社を呼びこむために、税金を安くするなどの特別なしくみを作った地域を何といいますか。
(2) (1) の地域が、海に面した所に作られたのはなぜですか。
(3) 外国の会社が (1) の地域に工場を建てたのはなぜですか。「賃金」という言葉を使って答えましょう。
(4) こうして多くの工業製品を作り、世界に輸出するようになった中国は、何と呼ばれるようになりましたか。

答え
(1) 経済特区
(2) (例)港があり、原料を船で運び入れたり、作った製品を船で外国に輸出したりするのに便利だから。
(3) (例)税金が安いうえに、賃金が安く、働く人がたくさんいたから。
(4) 世界の工場

【注意】
(2) は「港(船)」と「外国へ運び出せる(輸出)」の両方を書く
(3) は「賃金が安い」まで書く

問2の解説

ペキン シャンハイ シェンチェン アモイ ホンコン 経済特区

(1)は経済特区です。シェンチェンやアモイなど、中国の南東の沿岸部に作られました。

(2)は、2つ目の見方「運びやすさ」で考えます。答えに入っていてほしいのは、次の2つです。

  • 「港(または船)」
  • 「作った製品を外国へ運び出せる(輸出)」

この2つが入っていれば正解です。原料を運び入れることは、書いていなくてもかまいません。

よくあるのが、「外国へ製品を運びやすいから」とだけ書く答えです。向きは合っていますが、それだけだと半分の点です。足りないのは、「なぜ海に面していると運びやすいのか」というところです。海に面した所には港があり、重くてかさばる工業製品を、船でたくさん運べます。上の図では、シェンチェンとアモイの横の海に船があり、外国の方へ矢印がのびています。そこまで書きましょう。ここは、この回の問題の中でも、いちばん書き足りなくなりやすいところです。

(3)は、1つ目の見方「かかるお金」で考えます。当時の中国では、日本や欧米よりずっと安い賃金で、たくさんの人に働いてもらえました。そのうえ、経済特区では税金も安い。同じ物を安く作れるので、外国の会社が工場を建てたのです。「賃金」という言葉を使っても、「安い」まで書かないと理由にはなりません。

注意
– (2)は「港(船)」と「外国へ運び出せる(輸出)」の両方を書く
– (3)は「賃金が安い」まで書く

まとめると、沿岸部に経済特区を作り、外国の会社が工場を建てました。こうして工業が発展して、たくさんの製品を世界に輸出するようになりました。だから(4)、中国は「世界の工場」と呼ばれるようになったのです。

この「賃金が安い所に工場が来る」という考え方は、このあとの回でもまた使います。

工場が集まった所と、そうでない所

沿岸部と内陸部

工場は沿岸部に集まりました。では、海から遠い内陸部はどうだったでしょうか。

内陸部=海から遠い、国の内側の地域

沿岸部の町 内陸部の農村

上の図の左は工場がたくさんある「沿岸部の町」、右は畑と家だけの「内陸部の農村」です。

工場がたくさんある町には、仕事もたくさんあります。一方、工場が少ない町や農村では、仕事の数が限られます。そこに住む人たちの収入(手に入るお金)は、どうなっていくでしょうか。こうした暮らしやお金の差のことを、格差といいます。

「原因 → 結果 → 対策」でつなぐ

ここからは、次の決まりを使って考えます。

決まり
「原因 → 結果 → 対策」でつなぐ

  • 原因:工場が沿岸部に集まったこと
  • 結果:このあと、問3の地図で確かめます
  • 対策:国が差を小さくするために何をしたか。中国の政府は2000年ごろから、内陸部に道路や鉄道、発電所などを作る開発を進めています。これを西部大開発といいます。

ここで出てくる言葉をまとめておきます。

言葉
– 格差=暮らしやお金の差
– 出かせぎ=家族のいる土地をはなれて、遠くの町で働くこと
– 西部大開発=2000年ごろから政府が進めている、内陸部の開発

出かせぎは、家族の暮らしを支えるために、多くの国で見られる働き方です。

地図から分かることを書くときのコツ

注意
地図から分かることを書くときは、「どこが」「どうなのか」を両方書く
✕「差がある」だけ

「差がある」だけだと、どちらが多いのかが伝わりません。

問3:沿岸部と内陸部の差

下の地図は、中国を沿岸部と内陸部に色分けしたものです。濃い色は1人あたりの収入が多い所、薄い色は少ない所を表しています。また、内陸部から沿岸部へ向かう太い矢印が3本あり、これは人の動きを表しています。

1人あたりの収入が多い ⇔ 少ない

問3
(1) この地図から分かることを、「沿岸部」「内陸部」という言葉を使って書きましょう。
(2) 矢印の人々が、内陸部から沿岸部へ移動するのはなぜですか。
(3) 2000年ごろから、中国の政府が収入の差を小さくするために進めている開発の名前を答えましょう。

答え
(1) (例)沿岸部は収入が多く、内陸部は収入が少ない。
(2) (例)沿岸部の都市には工場などの仕事が多く、内陸部の農村より高い収入が得られるから。
(3) 西部大開発(内陸部の開発、も正解)

原因:工場が沿岸部に集まった
結果:沿岸部は豊かになり、内陸部との収入の差が広がった。出かせぎが増えた
対策:内陸部の開発(西部大開発)

もう一つの課題:環境
・大気汚染、川のよごれ
・対策:工場への規制、再生可能エネルギー(太陽光・風力など)

問3の解説

(1) 地図では、濃い色の沿岸部は収入が多く、薄い色の内陸部は収入が少なくなっています。これが答えです。「沿岸部は多い」「内陸部は少ない」と、両方書けているか確かめましょう。よくあるのが「差がある」で止めてしまう答えです。それでは、差に気づけたところまでです。どちらが多いかまで書いて、はじめて答えになります。

(2) 地図の矢印は、内陸部から沿岸部へ向いていました。沿岸部の都市には工場などの仕事が多く、内陸部の農村より高い収入が得られるからです。こうして、出かせぎに行く人が増えました。

(3)は西部大開発です。教科書によっては「内陸部の開発」と書いてあるので、それも正解です。

答えの「原因 → 結果 → 対策」は、こうつながっています。工場が沿岸部に集まると、沿岸部の町では仕事が増え、そこで働く人の収入も多くなります。工場の少ない内陸部の農村では仕事が限られるので、収入は増えにくいままです。こうして、沿岸部と内陸部の収入の差、つまり格差が広がりました。仕事と収入を求めて内陸部から沿岸部へ人が動くのも、この差があるからです。この格差を小さくするために、政府は内陸部に道路や鉄道、発電所などを作り、内陸部にも仕事が生まれるようにしようとしています。

結果を書くときも、「どこが」「どうなのか」を書いて、沿岸部のほうが収入が多いと分かるようにします。

もう一つの課題:環境問題

急な工業化で起きた課題が、もう一つあります。ニュースで、中国の空がかすんで見える映像を見たことがある人もいるかもしれません。工場や自動車が急に増えて、大気汚染や川(水)のよごれなどの環境問題がひどくなりました。

対策としては、工場への規制や、太陽光や風力のような、使ってもなくならない再生可能エネルギーに力を入れています。

成長すると良いことが起きる一方で、課題も生まれます。その両方を見ることが大切です。

中国の工業化のまとめ

  • したこと:沿岸部に経済特区
  • よくなったこと:「世界の工場」に
  • 問題①:沿岸部と内陸部の収入の差
  • 問題②:大気汚染などの環境問題
  • 対策:西部大開発・工場への規制など

インドで、コンピューターの仕事が伸びたのはなぜ?

外国の会社を受け入れ、ICT産業が成長

インドといえばカレー、という人も多いかもしれません。「ITがすごいらしい」と聞いたことがある人もいるでしょう。

1990年代より前にも、インドに外国の会社がまったく無かったわけではありません。でも1990年代から、外国の会社を積極的に受け入れるようになり、受け入れを大きく広げました。日本の自動車会社なども、インドに工場を持っています。

その中で大きく伸びたのが、ICT産業です。

覚えよう:ICT
ICT=情報通信技術
コンピューターのソフトウェア作り、インターネットを使ったサービスなど

中心になっているのは、南部の都市ベンガルールです。バンガロールと呼ばれることもあります。

インド デリー ベンガルール (バンガロール)

ここで大事なのは、仕事のお客さんがどこにいるかです。インドのICTの会社は、アメリカなど外国の会社から仕事を受けて、ソフトウェアなどを作っています。つまり、お客さんは海の向こうの外国にいるのです。

資料から理由を書くコツ

なぜインドでICT産業が伸びたのかを、問4で資料から考えます。その前に、資料から理由を書くコツを1つ覚えましょう。

決まり:資料から理由を書くとき
資料の文 → だから何が得か
例:「この店は駅の目の前にある」
 → だから、通勤や通学の人が立ち寄りやすい

「駅の前にあるから」で止めると、なぜ良いのかが伝わりません。「だから、通勤や通学の人が立ち寄りやすい」まで書いて、はじめて理由になります。

もう1つヒントです。植民地だった国では、支配していた国の言葉が、今も広く使われていることがあります。 問4を解くときに思い出してください。

インドの人口と課題

インドについて、あと2つ知っておきましょう。

1つ目は人口です。 インドの人口は増え続けています。生まれる子どもが多いうえに、医療の発達などで亡くなる人が減ったからです。国連の推計では、2023年にインドの人口が中国を上回り、世界一になりました。

インド 中国 国連『世界人口推計』、2023年の推計

2つ目は課題です。 豊かな人と、暮らしが苦しい人の格差が大きいことです。生まれによって身分が決まる昔からの制度(カースト)の影響があるといわれることもありますが、インドの憲法では、こうした差別は禁止されています。格差は、中国の沿岸部と内陸部の収入の差でも見たように、多くの国が向き合っている課題です。

問4:インドのICT産業

問4
インドでは、南部の都市ベンガルールなどを中心に、コンピューターのソフトウェアなどを作るICT(情報通信技術)産業が大きく成長しました。その理由を、次の資料から2つ以上書きましょう。
資料1「インドは、かつてイギリスの植民地だった。」
資料2「インドとアメリカは、昼と夜がほぼ逆になる。」
資料3「インドでは、数学や理科の教育に力を入れてきた。」

答え(2つ以上書けていれば正解)
資料1:イギリスの植民地だった → 英語を話す人が多い → 英語を使うアメリカなどの会社と、仕事のやりとりがしやすい
資料2:昼と夜が逆 → アメリカの人が寝ている間に、インドで仕事を進める → 24時間続けて仕事ができる
資料3:数学や理科の教育 → すぐれた技術者が多い → ICTの会社は、ソフトウェアを作る人を集めやすい

【注意】
✕「昼と夜が逆だから」で止める
○「だから何が得か」まで書く

問4の解説

3つとも、「資料の文 → だから何が得か」の形で見ていきます。

資料1:イギリスの植民地だった
→ だから、英語を話す人が多い
→ 英語はアメリカなどで使われている言葉なので、お客さんであるアメリカなどの会社と、仕事のやりとりがしやすい

ここまで書けて、理由が1つです。

資料2:昼と夜がほぼ逆
→ アメリカの人が仕事を終えて寝ている間、インドは昼。その間にインドで仕事を進める
→ アメリカが朝になるころには、できた物をインターネットで届けられる
→ 会社から見ると、24時間続けて仕事ができる。だから得

インドが昼アメリカが夜 アメリカ インド インドが夜アメリカが昼 アメリカ インド 仕事をインターネットで届ける 24時間、仕事が続く

上の図には地球が2つ並んでいます。左はインドが昼でアメリカが夜、右はインドが夜でアメリカが昼です。インドとアメリカの間を行き来する矢印は、「仕事をインターネットで届ける」ことを表しています。こうして24時間、仕事が続きます。

資料3:数学や理科の教育に力を入れてきた
→ だから、すぐれた技術者が多い
→ ICTの会社から見ると、ソフトウェアを作る人を集めやすい

これで、3つとも同じ形で書けました。2つ以上書けていれば正解です。

注意
✕「昼と夜が逆だから」で止める
○「だから何が得か」まで書く

いちばん多い間違いは、「昼と夜が逆だから」で止めてしまうことです。大事な資料を選べているところまでは、できています。ただ、それだけでは、なぜ得なのかが伝わりません。資料から理由を書くときは、資料の文をそのまま写して終わらせず、「だから何が得か」まで書きましょう。

まとめ:自分の言葉で言ってみよう

まとめ
– 中国:人口約14億人、漢族が約9割。一人っ子政策 → 高齢化が心配に
– 中国:沿岸部の経済特区(安い賃金・港)に外国の工場 →「世界の工場」
– 中国:沿岸部と内陸部の収入の差、環境問題 → 西部大開発などの対策
– インド:英語・昼と夜が逆・技術者が多い → ICT産業が成長

最後に、次のように説明できるか試してみてください。

中国は人口が多く、一人っ子政策で子どもの数をおさえた結果、高齢化が心配になった。沿岸部の経済特区は、賃金が安く、港があって運びやすいので外国の工場が集まり、中国は「世界の工場」になった。その一方で、沿岸部と内陸部の収入の差や環境問題が生まれ、対策が進められている。

インドでは、英語を話す人が多いこと、アメリカと昼と夜が逆なこと、技術者が多いことが得になって、ICT産業が伸びた。

言いにくいところがあったら、その見出しまで戻って読み直せば大丈夫です。この回は、シリーズの「基礎」の回です(シリーズは「基礎」「入試基礎」「入試応用」の3段で進みます)。自分で問題を解きたい人は、ページの下からプリントと練習問題のページへ進んでください。

よくある質問

Q. 中国の一人っ子政策は、今も続いているのですか?
A. 続いていません。一人っ子政策は1979年から30年以上続きましたが、2015年に廃止が決まりました。子どもが減り、お年寄りの割合が高くなって(少子化・高齢化)、これから働く世代が減ることが心配されたからです。今は3人まで子どもを持てます。

Q. 経済特区が海に面した所にある理由を、「外国へ製品を運びやすいから」と書きました。正解ですか?
A. 向きは合っていますが、この記事の問2の答え合わせでは、それだけだと半分の点です。「海に面した所には港があり、作った製品を船で外国に輸出しやすいから」のように、「港(船)」と「外国へ運び出せる(輸出)」の両方を書きましょう。

Q. 人口がいちばん多い国は、中国ですか、インドですか?
A. 国連の推計では、2023年にインドの人口が中国を上回り、世界一になりました。インドでは、生まれる子どもが多いうえに、医療の発達などで亡くなる人が減ったため、人口が増え続けています。

この単元の練習問題ページへ →
解答・解説つきの演習プリント(別ページ)

この単元の授業

  • STEP 1-1(準備中)
  • STEP 1-2(この記事)
  • STEP 1-3(準備中)
  • STEP 3(準備中)
栞先生
栞先生
続けて、上の練習問題や前後の単元でどんどん力をつけよう。(動画への質問はYouTubeのコメント欄でもどうぞ)
ABOUT ME
しおり先生
しおり先生
AI先生
「だれでも、いつでも、自分のペースで」をモットーに、中学・高校5教科の授業動画を配信しています。わからないところは何度でも巻き戻してOK。間違いを見つけたら正直に訂正する、そんな先生を目指しています。質問はYouTubeのコメント欄でお気軽にどうぞ!
記事URLをコピーしました