紙やノートに解いてみよう。手が止まったら、ヒントを上から順に開こう。
📺 解けなかったら、この単元の授業動画で復習しよう。
宿題1次の語を現代仮名遣いに直し、ひらがなで書きなさい。
(1)ゐる (2)ゆゑ (3)をんな (4)はぢ (5)いづれ (6)くれなゐ (7)あぢさゐ直す所が無い字は、そのまま書き写します。
(1)ゐる → ______
(2)ゆゑ → ______
(3)をんな → ______
(4)はぢ → ______
(5)いづれ → ______
(6)くれなゐ → ______
(7)あぢさゐ → ______
ヒント1
- 1. 動画で、画面のはしに少しずつ増えていった「直す決まり」を思い出しましょう。この宿題で使うのは、次の行です。
・2 行目:ゐ → い ゑ → え
・3 行目:言葉の一部の を → お
・4 行目:ぢ → じ づ → ず(今も ぢ・づ と書く語は除く)
ヒント2
- 2. 語を 1 字ずつ指でなぞります。「ゐ・ゑ・を・ぢ・づ」があったら、矢印(→)の右の字に置きかえます。それ以外の字は、そのまま書き写します。
ヒント3
- 3. 動画の問1(ゐなか・こゑ・をとこ・もみぢ・よろづ)と同じやり方です。問1 は、直す字が語の 1 文字目にあったり、最後にあったりしました。宿題1 でも、直す字が語のどこにあっても直します。
ヒント4
- 4. (3)「をんな」の「を」は、「女」という言葉の一部です。助詞ではありません。問1 の「をとこ(男)」と同じように考えます。
ヒント5
- 5. (4)「はぢ」には、ハ行の「は」もあります。何文字目にあるか確かめましょう。1 文字目(語頭)のハ行は、そのままです。
ヒント6
- 6. (5)「いづれ」、(4)「はぢ」、(7)「あぢさゐ」の「ぢ・づ」は、今の言葉で「ぢ・づ」とは書きません。画面のはしに少しずつ増えていった「直す決まり」の 4 行目どおりに直します。
ヒント7
- 7. (7)「あぢさゐ」は、直す所が 2 か所あります。1 か所直したら終わりにせず、最後の字まで確かめましょう(動画の問2 の解説「最後の字まで 1 字ずつ確かめる」)。
答えと解き方
(1)いる (2)ゆえ (3)おんな (4)はじ (5)いずれ (6)くれない (7)あじさい
解き方
– (4)「はぢ」の「は」は語頭なので、そのままです。直すのは「ぢ」だけです。
– (7)は「ぢ」と「ゐ」の 2 か所を直します。
宿題2次の語のうち、現代仮名遣いに直すと書き方が変わるものをすべて選び、直してひらがなで書きなさい。
こほり ほし あはれ はる たとへ かひ ふゆ いふ まひる くさはら書き方が変わる語は、語に○をつけて、右の欄に直した形を書きます。
変わらない語は、右の欄に「そのまま」と書きます。
こほり | ______
ほし | ______
あはれ | ______
はる | ______
たとへ | ______
かひ | ______
ふゆ | ______
いふ | ______
まひる | ______
くさはら | ______
ヒント1
- 1. この宿題の語には、どれもハ行の字(は・ひ・ふ・へ・ほ)があります。まず、ハ行の字が語の何文字目にあるかを確かめましょう。動画の問2 の解説と同じで、「ハ行は、まず『何文字目?』」です。
ヒント2
- 2. 動画の場面「には(庭)→ にわ」「かほ(顔)→ かお」「はね(羽)→ はね」で学んだ決まりを使います。
・語頭(言葉の 1 文字目)のハ行は、そのままです。
・語頭以外のハ行は、わ・い・う・え・お に直します。
ヒント3
- 3. 語頭以外にハ行がある語も、すぐに「直す」と決めないでください。先に、意味で区切れるかを確かめます。動画の板書「② 2 つの言葉が合わさった語の、後ろの言葉の頭」、「あさひ(朝+日)→ あさひ」の所です。
・区切るのは、それぞれ 1 つの意味を持つ 2 つの言葉の間だけです。
・ハ行の字が後ろの言葉の 1 文字目なら、語頭と同じに考えて、そのままにします。
ヒント4
- 4. 漢字で書いてみると、区切れるかどうかが分かります。
・まひる =「真昼」:「ま(真)」と「ひる(昼)」に分けられます。
・くさはら =「草原」:「くさ(草)」と「はら(原)」に分けられます。
・ほかの語(こほり=氷、あはれ、たとへ、かひ=貝、いふ=言う)は、2 つの言葉に区切れません。
ヒント5
- 5. 区切れるかどうか迷う語(まひる・くさはら)は、今の言葉で言ってみると確かめられます。今も「まひる」「くさはら」と言って、ハ行の音のまま残っていれば、後ろの言葉の頭なので、そのままです。動画で「今も『あさい』とは言いませんよね」と確かめたのと同じです。
・これは、区切れる語のハ行がそのまま残るかを確かめるための手です。聞こえた音をそのまま書くための手ではありません。
・たとえば「いふ(言う)」は、声に出すと「ゆう」と聞こえます。でも、書くときは聞こえた音ではなく、ヒント2 の決まり(語頭以外のハ行 → わ・い・う・え・お)で直します。「い」はハ行の字ではなく、画面のはしに少しずつ増えていった「直す決まり」の矢印(→)の左の字にも無い字なので、語のどこにあっても直さず、そのままです。「ふ」は語頭以外のハ行なので「う」にします。だから「いう」と書きます。「ゆう」とは書きません。
ヒント6
- 6. 「ほ」は「お」に直します。「を」にはしません(板書「『ほ』は『お』(『を』にしない)」)。
答えと解き方
こほり→こおり、あはれ→あわれ、たとへ→たとえ、かひ→かい、いふ→いう
– 「ほし」「はる」「ふゆ」「まひる」「くさはら」は変わりません。
解き方
– 「ほし・はる・ふゆ」は、ハ行が語頭にあります。
– 「まひる」はハ行の「ひ」が 2 文字目、「くさはら」はハ行の「は」が 3 文字目にあります。でも、すぐに「直す」と決めず、意味で区切ってみます。
– 「まひる」は「ま(真)」+「ひる(昼)」、「くさはら」は「くさ(草)」+「はら(原)」が合わさった言葉です。
– 「ひ」「は」は、後ろの言葉の頭なので、そのままです。
– 今も「まひる」「くさはら」と言い、「まいる」「くさわら」とは言いません。今の言葉で確かめることもできます。
– 「こほり」の「ほ」は「お」にします。「を」ではありません。
宿題3次の語には、直す所がいくつありますか。数を答え、現代仮名遣いに直してひらがなで書きなさい。
(1)いはひ (2)いきほひ (3)おほかた (4)うるはし (5)あぢはひ (6)うはべ(1)いはひ 直す所:( )か所 直した形:______
(2)いきほひ 直す所:( )か所 直した形:______
(3)おほかた 直す所:( )か所 直した形:______
(4)うるはし 直す所:( )か所 直した形:______
(5)あぢはひ 直す所:( )か所 直した形:______
(6)うはべ 直す所:( )か所 直した形:______
ヒント1
- 1. 語を 1 字ずつ区切って、横に並べて書いてみましょう。たとえば「い|は|ひ」です。動画で、字を 1 字ずつ箱に入れて並べた図と同じです。
ヒント2
- 2. 1 字ずつ、次の 2 つを確かめます。当たる字に○をつけていきましょう。
・ハ行(は・ひ・ふ・へ・ほ)で、語頭(1 文字目)ではない字 → わ・い・う・え・お に直します。
・ゐ・ゑ・を・ぢ・づ → い・え・お・じ・ず に直します。ただし、今も「ぢ・づ」と書く語は別で、そのままです(画面のはしに少しずつ増えていった「直す決まり」の 4 行目「ぢ → じ づ → ず(今も ぢ・づ と書く語は除く)」。動画の例は「つづく」「ちぢむ」でした)。
・「つづく」「ちぢむ」は、「つ」のあとに「づ」、「ち」のあとに「ぢ」と、同じ音が続いています。
・今も「ぢ・づ」と書く語には、もう 1 つ、2 つの言葉が合わさって、後ろの言葉の頭の「ち・つ」がにごる語(はなぢ=鼻+血、みかづき=三日+月)もあります。
・(5)「あぢはひ」の「ぢ」は、前の字が「あ」で、同じ音が続いていません。また、合わさった語の後ろの言葉の頭の「ち」がにごったものでもありません。どちらにも当たらないので、「じ」に直します。○をつけて数に入れます。
ヒント3
- 3. 次の字は直しません。○をつけず、数にも入れません。
・1 文字目のハ行
・点々のついた ば・び・ぶ・べ・ぼ。これはバ行で、ハ行ではありません。動画の「あはび(鮑)→ あわび」で、「び」をそのままにしたのと同じです。
・画面のはしに少しずつ増えていった「直す決まり」の、矢印(→)の左の字(昔の字)に無い字。たとえば あ・い・う・お・か・き・た・し・る などです。「い・う・お」は矢印の右(今の字)には出てきますが、矢印の左には無いので、直しません。
ヒント4
- 4. この宿題には、後ろの言葉の頭にハ行がある語(「あさひ」のような語)はありません。語頭以外のハ行は、全部直してかまいません。
ヒント5
- 5. ○の数が「直す所の数」です。最後の字まで数え終えてから書きましょう。動画の問2 で、「にほひ」「かはづ」は 2 か所でした。「におひ」「かわづ」で止めないように、と先生が言っていた所です。
ヒント6
- 6. ハ行を直したら、それで終わりにしないでください。ゐ・ゑ・を・ぢ・づ も残っていないか探します。(5)「あぢはひ」は、ハ行の字のほかに「ぢ」もあります。
ヒント7
- 7. 「ほ」は「お」に直します。「を」にはしません。
答えと解き方
– (1)2 か所・いわい
– (2)2 か所・いきおい
– (3)1 か所・おおかた
– (4)1 か所・うるわし
– (5)3 か所・あじわい
– (6)1 か所・うわべ
解き方
– 2 か所以上ある語は、1 つ直したところで止めないことが大事です。
– (2)は「ほ→お」と「ひ→い」の 2 か所です。「いきおひ」で止めないでください。
– (5)は「ぢ→じ」「は→わ」「ひ→い」の 3 か所です。ハ行だけ直して「あぢわい」としないよう、ゐ・ゑ・を・ぢ・づ も探します。
– 1 か所しかない語もあります。数えることで、直し忘れにも直しすぎにも気づけます。
– (3)は「お・ほ・か・た」の「ほ」だけを直します。
– (6)の「べ」はバ行の字で、ハ行ではないので、ハ行の決まりは当たらず、そのままです。数に入れません。「うわえ」は直しすぎです。
宿題4次の文を現代仮名遣いに直し、すべてひらがなで書きなさい。(下の〔注〕は、言葉の意味を知るためのものです。直して書く必要はありません。)読点(、)と句点(。)も、もとの文と同じ所に書きましょう。漢字もひらがなにします。
(1)をけに、みづをくむ。
答え:______________________
(2)むすめは、はやしのなかにゐたり。
答え:______________________
(3)たびびと、いほりへかへる。
答え:______________________
(4)はたけにうゑたるなへは、はやくのびたり。
答え:______________________
(5)をしへを聞きて、こころにおもふ。
答え:______________________
〔注〕いほり=小さくて粗末な家 なへ=畑に植えかえる前の、小さな草木
ヒント1 まず、文を言葉ごとに区切る
- 動画で、板書が「変えないもの」で始まる所の ③ に、「③ 文の中では、言葉ごとに区切る とりのはね → 『はね』の頭なのでそのまま」と出ました。文のときは、はじめに言葉ごとに区切ります。
- 問いの文に、鉛筆で区切りの線(|)を入れてみましょう。たとえば(1)はこうなります。
をけ|に、みづ|を|くむ。 - 区切れたら、言葉ごとに、その言葉の何文字目にあるかで考えます。「語頭」は文の頭ではなく、その言葉の 1 文字目です。
ヒント2 1 字ずつ、「直す決まり」と比べる
- 動画で、画面のはしに少しずつ増えていった「直す決まり」の 5 行を使います。
・語頭以外のハ行 → わ・い・う・え・お
・ゐ → い ゑ → え
・言葉の一部の を → お
・ぢ → じ づ → ず(今も ぢ・づ と書く語は除く)
・助詞の は・へ・を → そのまま - 次の字を見つけたら、指で止めて、その字が何なのかを考えます。
は・ひ・ふ・へ・ほ/ゐ・ゑ・を・ぢ・づ
- 点々のついた「ば・び・ぶ・べ・ぼ」はバ行の字です。ハ行の決まりは当たらないので、そのままです(板書が「変えないもの」で始まる所の ①)。
ヒント3 「は・へ・を」は、まず助詞かどうかを見る
- 動画で、板書に「わたしは(読み:わ)」「学校へ(読み:え)」「本を(読み:お)」が並んだ所を思い出しましょう。今でも「わたしは」「学校へ」「本を」と書きます。言葉のあとについた「は・へ・を」は助詞なので、そのままです。
- 確かめ方:その字を今の言葉の「わたしは」「学校へ」「本を」の「は・へ・を」と入れかえて、同じ使い方かを見ます。
・「みづを(くむ)」→「水を(くむ)」:「本を」と同じ。助詞です。
・「むすめは」→「娘は」:「わたしは」と同じ。助詞です。
・「いほりへ(かへる)」→「家へ(帰る)」:「学校へ」と同じ。助詞です。 - 反対に、言葉の中にある「を・は・へ」は、言葉の一部です。
・「をけ(桶)」の「を」は、「桶」という言葉の一部です。
・「かへる(帰る)」の「へ」は、「帰る」という言葉の一部です。 - 動画の問3(画面の「をさなき子は、かはのほとりへゆき、……空を見る。」)でも、最初の「を」は直して、最後の「を」は直しませんでした。同じ見方です。
ヒント4 1 文ずつの手がかり
- (1)「をけ(桶)」「みづ(水)」は、それぞれ 1 つの言葉です。「みづ」の「づ」は、今は「みず」と書きます。
- (2)区切ると「むすめ|は、はやし|の|なか|に|ゐ|たり。」です。「はやし」は「林」という 1 つの言葉です。「は」が 2 つ続いて見えますが、1 つは助詞、もう 1 つは「はやし」の 1 文字目です。
- (3)区切ると「たびびと、いほり|へ|かへる。」です。「たびびと(旅人)」の「び」は 2 つともバ行です。「いほり」は〔注〕の「小さくて粗末な家」という 1 つの言葉です。
- (4)区切ると「はたけ|に|うゑ|たる|なへ|は、はやく|のび|たり。」です。「はたけ(畑)」「うゑ(植ゑ)」「なへ(苗)」「はやく(早く)」「のび(伸び)」と、1 つずつ意味を考えます。
- (5)区切ると「をしへ|を|聞き|て、こころ|に|おもふ。」です。「をしへ」は「教え」、「おもふ」は「思う」です。「を」が 2 つありますが、1 つは言葉の一部、もう 1 つは助詞です。漢字の「聞」は、今と同じ「き」と読み、ひらがなで書きます。
ヒント5 最後に、見直す
- 動画の問2 の解説で、画面に「1 か所直しても終わりにしない 最後の字まで 1 字ずつ確かめる」と出ました。書き終えたら、文の最初から最後まで指でなぞって、ヒント2 の字を 1 つも見落としていないか確かめましょう。
- 直しすぎていないかも見ます。直さない字は、次のどれかです。語頭のハ行、バ行の字、助詞の「は・へ・を」。
答えと解き方
– (1)おけに、みずをくむ。
– (2)むすめは、はやしのなかにいたり。
– (3)たびびと、いおりへかえる。
– (4)はたけにうえたるなえは、はやくのびたり。
– (5)おしえをききて、こころにおもう。
解き方
– (1)「をけ(桶)」の「を」は言葉の一部なので「お」、「みづをくむ」の「を」は助詞なので、そのままです。「みづ」の「づ」は「ず」にします。
– (2)はじめの「は」は「むすめは」の助詞なので、そのままです。読点のあとの「はやし(林)」は新しい言葉で、その「は」は 1 文字目、つまり語頭なので、これもそのままです。直すのは「ゐ」だけです。
– (3)「たびびと」の「び」は 2 つともバ行の字で、ハ行の決まりは当たらないので、そのままです。「いほり(庵)」の「ほ」は語頭以外なので「お」です。「へ」は 2 つあります。「いほりへ」の「へ」は「〜へ行く」と同じ助詞なのでそのまま、「かへる」の「へ」は言葉の一部で語頭以外なので「え」です。
– (4)「はたけ」「はやく」の「は」は語頭なので、そのままです。「うゑ」の「ゑ」は「え」、「なへ(苗)」の「へ」は語頭以外のハ行なので「え」、うしろの「は」は助詞なのでそのままです。「のび」の「び」はバ行の字で、ハ行の決まりは当たらないので、そのままです。
– (5)は、言葉の一部の「を」と、助詞の「を」が 1 つの文に両方あります。「をしへ」の「へ」は語頭以外のハ行なので「え」、「おもふ」の「ふ」も語頭以外のハ行なので「う」にします。漢字の「聞」は「き」と読みます。
宿題5ある人が「はつはるのかぜ、なほさむし。」を「はつわるのかぜ、なおさむし。」と直しました。どこが誤りか説明し、正しく直しなさい。もとの文:はつはるのかぜ、なほさむし。
直した文:はつわるのかぜ、なおさむし。
誤りの場所:____________
理由(なぜ、そこを直してはいけないのか)
正しい直し方(ひらがなで、文全体を)
〔注〕はつはる=初春(新しい年のはじめのころ) なほ=まだ
ヒント1 ちがう所を全部見つける
- もとの文と直した文を、1 字ずつ指でなぞって比べましょう。ちがう字には、鉛筆で丸をつけます。
- ちがう所は 2 か所あります。1 つ見つけても止めずに、最後の字まで比べてください。
- 見つけた所を、1 か所ずつ「直してよかったか」で確かめます。2 か所とも誤りとはかぎりません。
ヒント2 「なほ」→「なお」を確かめる
- 〔注〕にあるように、「なほ」は「まだ」という意味の 1 つの言葉です。「な」と「ほ」に分けても、それぞれ意味を持つ言葉にはなりません。
- 「ほ」は「なほ」の 2 文字目なので、語頭以外のハ行です。
- 動画で、板書に「には(庭)→ にわ」「かほ(顔)→ かお」「はね(羽)→ はね」が並んだ所に、「語頭以外のハ行 → わ・い・う・え・お」「『ほ』は『お』(『を』にしない)」と出ました。
- では、「なお」と直したのは、正しいでしょうか。誤りでしょうか。
ヒント3 「はつはる」→「はつわる」を確かめる
- 2 つ目の「は」は 3 文字目にあるので、語頭以外のハ行に見えます。でも、すぐに「わ」にしてはいけません。
- 動画で、板書が「変えないもの」で始まる所の ② を思い出しましょう。画面に「2 つの言葉が合わさった語の、後ろの言葉の頭 あさひ(朝+日)→ あさひ 見分け方:意味で区切る」と出ました。
- 〔注〕を見ると、「はつはる」は「初春」です。意味で区切ってみましょう。
はつ|はる
(初)|(春) - 「はつ(初)」も「はる(春)」も、それだけで意味を持つ言葉です。だから、この間で区切れます。
- 区切ると、2 つ目の「は」は「はる」という言葉の何文字目でしょうか。
- 「あさひ」のときと同じに考えます。後ろの言葉の頭のハ行は、語頭と同じに考えて、そのままにします。
- 今の言葉でも確かめられます。今は「はつはる」と言うでしょうか、「はつわる」と言うでしょうか。
ヒント4 理由の書き方
- 「理由」の欄には、場所を書くだけでは足りません。「なぜ、そこを直してはいけないのか」を書きます。
- 次の 2 つを入れて書きましょう。
・「はつはる」は、どの言葉とどの言葉が合わさった言葉か。
・2 つ目の「は」は、その言葉のどこにあるか。だから、どうするのか。 - 「正しい直し方」の欄には、文全体を書きます。直す所だけ直して、ほかの字は、もとの文のままにします。
答えと解き方
– 誤り:「はつはる」の 2 つ目の「は」を「わ」にした所。「はつ(初)」と「はる(春)」が合わさった言葉で、この「は」は後ろの言葉「はる」の頭なので、直してはいけない。
– 正しい直し方:はつはるのかぜ、なおさむし。
– 満点の条件:次の 3 つがそろっていること。
– 誤りの場所:「はつはる」の 2 つ目の「は」を「わ」にした所。
– 理由:「はつ」と「はる」が合わさった言葉で、その「は」は後ろの言葉の頭なので、直さない。
– 正しい直し方:はつはるのかぜ、なおさむし。
– 「『は』を『わ』にしたところ」のように場所だけを書いて、理由が無い答えは足りません。合わさった言葉の後ろの頭だと見分けたから直さないのだ、ということが分からないからです。
– 「なお」も誤りだとした答えは誤りです。
解き方
– 「はつはる」の 2 つ目の「は」は 3 文字目にあります。でも、すぐに「直す」と決めず、意味で区切ってみます。「はつ|はる(初|春)」と区切れるので、この「は」は「はる」という言葉の頭です。語頭として扱い、そのままにします。
– 「なほ」の「ほ」は 2 文字目にあり、語頭以外のハ行です。だから「お」に直した「なお」は正しいです。「を」ではありません。
宿題6次の語のうち、現代仮名遣いに直すと書き方が変わるものをすべて選び、直してひらがなで書きなさい。
しづか つづる ゆづる くちびる あそぶ変わらない語は、『直した形』の欄には何も書きません。
しづか 書き方は変わる?( 変わる ・ 変わらない )
直した形(変わる語だけ):_____
つづる 書き方は変わる?( 変わる ・ 変わらない )
直した形(変わる語だけ):_____
ゆづる 書き方は変わる?( 変わる ・ 変わらない )
直した形(変わる語だけ):_____
くちびる 書き方は変わる?( 変わる ・ 変わらない )
直した形(変わる語だけ):_____
あそぶ 書き方は変わる?( 変わる ・ 変わらない )
直した形(変わる語だけ):_____
ヒント1 直すかもしれない字に印をつける
- 5 つの語を見て、次の字に鉛筆で丸をつけましょう。
は・ひ・ふ・へ・ほ/ゐ・ゑ・を・ぢ・づ
- 点々のついた「ば・び・ぶ・べ・ぼ」にも、いったん印をつけておきます。
- 丸をつけた字は 1 つずつ、ヒント2・ヒント3 を見て、直すかどうかを決めます。
ヒント2 「び」「ぶ」は何行の字か
- 「くちびる(唇)」の「び」と、「あそぶ(遊ぶ)」の「ぶ」は、点々がついています。
- 動画で、板書が「変えないもの」で始まる所の ① に、「ば・び・ぶ・べ・ぼ(バ行) あはび(鮑)→ あわび」と出ました。「あはび」の「び」は、そのままでしたね。
- バ行の字には、ハ行の決まりが当たりません。ほかに直す字が無ければ、その語は「変わらない」です。
ヒント3 「づ」は、今の書き方で確かめる
- 動画で、板書が「ゐ → い まゐる → まいる」で始まる所に、「づ → ず めづらし → めずらし」と出ました。そのすぐ下に、「今も『ぢ・づ』と書く語はそのまま つづく ちぢむ」とも出ました。
- だから「づ」を見つけたら、すぐに「ず」にせず、今の言葉ではどう書くかを考えます。
- 今も「ぢ・づ」と書く語は、次の 2 つのどちらかです。
・同じ音が続く語:前の字と同じ音が、点々つきで続いています。(例:つづく=「つ」のあとに「づ」、ちぢむ=「ち」のあとに「ぢ」)
・2 つの言葉が合わさって、後ろの言葉の頭がにごる語:(例:はなぢ=「はな(鼻)」+「ち(血)」、みかづき=「みか(三日)」+「つき(月)」)
・この 2 つのどちらでもなければ、「今も『ぢ・づ』と書く語」には当たりません。だから直します。 - 3 つの語を、今の文の中に入れて思い出してみましょう。それから、上の 2 つに当てはまるかを確かめます。
・しづか:「教室が○○○だ」の「静か」。今のひらがなで書くと、「しづか」と「しずか」のどちらでしょう。
・「し」のすぐあとの「づ」は、「し」と別の音なので、同じ音が続いたものではありません。
・「しづか(静か)」は 1 つの言葉です。2 つの言葉が合わさって、後ろの言葉の頭がにごった語でもありません。
・だから、「今も『ぢ・づ』と書く語」には当たりません。
・ゆづる:「お年よりに席を○○○」の「譲る」。今のひらがなで書くと、「ゆづる」と「ゆずる」のどちらでしょう。
・「ゆ」のすぐあとの「づ」は、「ゆ」と別の音なので、同じ音が続いたものではありません。
・「ゆづる(譲る)」は 1 つの言葉です。2 つの言葉が合わさって、後ろの言葉の頭がにごった語でもありません。
・だから、「今も『ぢ・づ』と書く語」には当たりません。名前などで「ゆづる」という字を見たことがあっても、ここでは「譲る」という言葉の書き方で考えます。
・つづる:「文を○○○(=文を書く)」の「綴る」。この語は、動画に出てきた「つづく」と同じ形です。「つ」のすぐあとに、同じ音の「つ」が点々つきで続いています。今のひらがなで書くと、「つづく」と同じように「つづる」です。 - 今も「づ」と書く語は「変わらない」、今は「ず」と書く語は「変わる」です。
ヒント4 最後に見直す
- 「変わる」に丸をつけた語は、「直した形」の欄に書けているか確かめます。
- 「つずる」「くちいる」「あそう」のように書いていたら、直しすぎです。ヒント2・ヒント3 をもう一度見ましょう。
答えと解き方
しづか→しずか、ゆづる→ゆずる
– 「つづる」「くちびる」「あそぶ」は変わりません。
解き方
– 「しづか(静か)」「ゆづる(譲る)」の「づ」は「ず」にします。
– 見分け方は「今も『ぢ・づ』と書く語は、そのまま」です。今は「しずか」「ゆずる」と書くので、この 2 つは直します。
– 「つづる(文をつづる)」は、小学校で習った「同じ音が続いて、2 つ目がにごる語」です(「つ」のあとの「づ」)。今の書き方でも「つづる」と書くので、そのままです。「つずる」は直しすぎです。
– 「くちびる」の「び」、「あそぶ」の「ぶ」は、バ行の字で、ハ行ではないので、ハ行の決まりは当たらず、そのままです。「くちいる」「あそう」は直しすぎです。
宿題7古文では「うへ」と書いて「うえ」と読みます。歴史的仮名遣いとはどのような書き方ですか。また、このように古文の字と読み方がずれているのはなぜですか。「発音」「書き方」の 2 つの言葉を使って説明しなさい。『発音』『書き方』の 2 つの言葉を使って書きましょう
説明
ヒント1
- 1. 動画のはじめのほうの場面を見直しましょう。板書が「歴史的仮名遣い=古文で使われている書き方」から始まる所です。時間の矢印の図(「平安時代の中ごろまで」→「発音が変わる」→「現代かなづかい」)が出ていました。
ヒント2
- 2. この問いは 2 つのことを聞いています。順に書きましょう。
・ア:歴史的仮名遣いとは、どんな書き方か。
・イ:なぜ、字と読み方がずれているのか。
ヒント3
ヒント4
- 4. イは、板書で「・」から始まる 3 行を、上から順につなげて書きます。
・「・もとになったのは、平安時代の中ごろまでの書き方」(そのすぐ下の「→ ほぼ発音どおりの書き方」は、この行の続きです)
・「・そのあと、発音が変わった」
・「・だから、字と読みがずれた」
・その下の「昭和 21 年(1946 年)『現代かなづかい』」の行や、時間の矢印の図の右端の「現代かなづかい」の札は、イには入れなくてかまいません。
つなげるときは、次の 3 つに答える形にします。
・歴史的仮名遣いは、昔の何に合わせた書き方だったか。
・そのあと、何が変わったか。
・その結果、どうなったか。
ヒント5
- 5. 時間の矢印の図で、左端では「書き方」と「発音」がイコールで結ばれていました。そのあと変わったのは、「書き方」と「発音」のどちらだったでしょう。
ヒント6
- 6. 「昔の人は、話す音とちがう字を書いていたから」「そういうルールだから」では足りません。書き方ができたころはどうだったのか、そのあと何が変わったのかまで書きましょう。
ヒント7
- 7. 「平安時代の中ごろまで」という時代は、書いても書かなくてもかまいません。
答えと解き方
歴史的仮名遣いは、古文で使われている書き方である。字と読み方がずれているのは、この書き方が昔(平安時代の中ごろまで)のほぼ発音どおりの書き方に基づいているのに、そのあと発音が変わったからである。
– 満点の条件:「発音」「書き方」の 2 つの言葉を使い、次の 4 つがそろっていること。
– 歴史的仮名遣いは、古文で使われている書き方である。
– その書き方は、昔のほぼ発音どおりの書き方に基づいている。
– そのあと、発音が変わった。
– そのために、字と読み方がずれた。
– 「平安時代の中ごろまで」という時代は、書かなくても満点です。
– 「昔の人は、話す音とちがう字を書いていたから」だけでは足りません。なぜ話す音と違う字になったのか(書き方ができたころは発音どおりで、あとで発音が変わった)が書かれていないからです。
– 「古文にはそういうルールがあるから」だけでは、なぜずれたのかの説明になっていません。
解き方
– 歴史的仮名遣いは、古文で使われている書き方です。
– ずれたのは、書き方が昔のほぼ発音どおりの書き方に基づいているのに、そのあと発音のほうが変わったからです。
– だから今の字で書くときは、決まったルールで直します。
しおりアカデミー|国語 中学1年 STEP 1-1
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