中学1年

【国語 中学1年 #2】歴史的仮名遣い 練習問題(STEP 2)

栞先生
国語 中学1年 STEP 2|全8問
紙やノートに解いてみよう。手が止まったら、ヒントを上から順に開こう。

📺 解けなかったら、この単元の授業動画で復習しよう。

いまはむかし、ある男、都へのぼりけり。道にて①ゑみたる翁(おきな)に②向かひて、「都へは、③いづれの道をゆかむ。」と聞きけり。翁、しばし④考へて、「この川にそひてゆき、⑤をかをこえよ。⑥きふなる坂のさきに、⑦大きなるはしあり。それを⑧わたらむとき、⑨うるはしう光る都の家々見ゆ。」と教へけり。男、よろこびて、⑩思ふやう、「よきをしへなり。」
〔注〕をか=小高い所 きふなる坂=のぼりのけわしい坂 うるはしう=美しく
宿題1線部①〜⑩を現代仮名遣いに直し、すべてひらがなで書きなさい。
すべてひらがなで書く(漢字も残さない)
①__________
②__________
③_______________
④__________
⑤__________
⑥__________
⑦__________
⑧__________
⑨__________
⑩__________
ヒント1
  • 動画の「答える4つの手順」で、先生は例「てふを見て、うたふ。」を使いました。それと同じ順で直します。
    ・まず、言葉ごとに区切ります。
    ・1つ目は、漢字を読んでひらがなにします。
    ・2つ目は、1字の置きかえです。
    ・3つ目は、まとまりで直す所です。
    ・4つ目は、見直しです。
    ・このヒントでは、①〜⑩は線部の番号のことです。手順は「1つ目」「まとまり」のように言葉で書きます。
ヒント2
  • 漢字の読み:「向かひて」の「向」は「む」と読みます(今の「向かう」の「む」です)。「道」は「みち」、「考へて」の「考」は「かんが」、「坂」は「さか」、「大きなる」の「大」は「おお」、「思ふ」の「思」は「おも」です。
ヒント3
  • ①「ゑみたる」:「ゑ」は、ゐ・ゑ・を の決まりで直します。動画の問1のエ「ゆゑ」と同じです。
ヒント4
  • ②「向かひて」:漢字を読むと「むかひて」です。「ひ」は何文字目でしょうか。1文字目でなければ、ハ行の決まりを使います。
ヒント5
  • ③「いづれの道をゆかむ」:まず「いづれ|の|道|を|ゆかむ」と区切ります。
    ・「づ」は ぢ・づ の決まりで直します。
    ・「を」は「道を」の「を」で、助詞です。
    ・「ゆかむ」の「む」は、「ゆく」に意味をそえる「む」です。動画の問2⑤「吹かむ」と同じ形です。
ヒント6
  • ④「考へて」:動画の問2②「答へて」と同じ形です。この「へ」は「学校へ」の助詞ではありません。言葉の一部です。
ヒント7
  • ⑤「をかをこえよ」:「をか|を|こえよ」と区切ります。注にあるとおり、「をか」は「小高い所」という1つの言葉です。
    ・1つ目の「を」は言葉の一部です。動画の問1ア「をがは」と同じです。
    ・2つ目の「を」は、「〜をこえる」の「を」なので助詞です。
ヒント8
  • ⑥「きふなる坂」:「きふ|なる|坂」と区切ります。
    ・「きふ」は、動画の「てふ」(例文)や「けふ」(問3④)と同じく、二段階で直します。
    ・1段目は、「ふ」をハ行の決まりで直して「きう」にします。
    ・2段目は、ローマ字にして kiu です。動画の手順の3つ目で先生が言ったとおり、前の母音が a なら o、i なら yu、e なら yo に変えます。kiu の前の母音は i です。
    ・i を yu に変えると、kiu → kyuu になります。最後の u(う)は残ります。かなで書くと「きゅう」です。
    ・「ゅ」は小さく書きます。
ヒント9
  • ⑦「大きなるはし」:「はし」は橋という言葉です。その「は」は何文字目でしょうか。動画の板書「【注意】直さない所」の1つ目「語頭のハ行:はな 川のほとり の『ほ』」を見てください(先生が「見直しで確かめるのは、直さない所です」と言った画面です)。
ヒント10
  • ⑧「わたらむ」:③の「ゆかむ」と同じ「む」です。
ヒント11
  • ⑨「うるはしう」:直す所は2か所あります。
    ・1か所目は「は」です(何文字目かを見ます)。
    ・2か所目は「しう」です。siu の前の母音は i なので、⑥と同じく yu に変えます。
    ・i を yu に変えると、siu → syuu になります。最後の u(う)は残ります。かなで書くと「しゅう」です。「しゅ」で止めず、「う」まで書きます。
    ・1か所直して安心すると、動画の「にほひ → におひ ✕ 直し忘れ」と同じ失点になります。
ヒント12
  • ⑩「思ふやう」:動画の問3③「言ふやう」と同じ形です。
    ・「思ふ」の「ふ」は、動詞の終わりの「〜ふ」です。「う」にしたら、そこで止めます。
    ・「やう」は yau です。a が o に変わります。
ヒント13
  • 最後に見直しをします。助詞の「を」を直していないか、語頭のハ行を直していないか、漢字が残っていないかを確かめます。
答えと解き方
– ①えみたる
– ②むかいて
– ③いずれのみちをゆかん
– ④かんがえて
– ⑤おかをこえよ
– ⑥きゅうなるさか
– ⑦おおきなるはし
– ⑧わたらん
– ⑨うるわしゅう
– ⑩おもうよう
解き方
– ①「ゑ」は、ゐ・ゑ・を の決まりで「え」にします。
– ②「向」は「む」と読みます。「ひ」は語頭以外のハ行なので「い」にします。
– ③「いづれ」の「づ」は「ず」にします。「ゆかむ」の「む」は、言葉のあとにそえる「む」なので「ん」にします。助詞の「を」はそのままです。
– ④「考へ」の「へ」は助詞ではなく、言葉の一部で、語頭以外のハ行です。だから「え」にします。
– ⑤1 つ目の「を」は「をか」という言葉の一部なので「お」、2 つ目の「を」は助詞なので、そのままです。
– ⑥「きふ」は二段階で直します。きふ→きう→(kiu→kyuu)きゅう。「ゅ」は小さく書きます。
– ⑦「はし(橋)」は語頭なので、そのままです。
– ⑧「わたらむ」の「む」も、言葉のあとにそえる「む」なので「ん」にします。
– ⑨「は→わ」と「しう→しゅう(siu→syuu)」の 2 か所です。「うるわしう」で止めないでください。
– ⑩「思ふ」の「ふ」は、動詞の終わりの「〜ふ」です。「〜う」にした所なので「おもう」で止め、後ろの「やう」は yau→you で「よう」にします。
– 漢字(向・道・考・坂・大・思)は、すべてひらがなにします。
宿題2ある人が、線部⑤を「おかおこえよ」、線部⑨を「うるわしう」と書きました。それぞれ、どこが誤りか説明し、正しく直しなさい。
⑤ その人が書いた形:「おかおこえよ」
誤りの場所:____________
理由
正しい直し方:____________
⑨ その人が書いた形:「うるわしう」
誤りの場所:____________
理由
正しい直し方:____________
ヒント1
  • 3つの欄を全部書きます。正しい形だけを書いても、満点にはなりません。
ヒント2
  • まず、宿題1で自分が直した⑤と⑨を横に並べます。
    ・⑤:その人の答えと1字ずつ比べて、違う字に丸をつけます。そこが「誤りの場所」です。
    ・⑨:その人の答えは、正しい形より字が少ないので、1字ずつ比べると字の場所がずれてしまいます。だから、1字ずつは比べません。宿題1のヒント⑨で見た直す所2か所(「は」と「しう」)を、その人の答えで1か所ずつ確かめます。直っていない所が「誤りの場所」です。
ヒント3
  • ⑤:本文の「をかをこえよ」を「をか|を|こえよ」と区切ります。
    ・「を」が2つありますね。それぞれが言葉の一部か、助詞かを考えます。
    ・動画の板書「【注意】直さない所」の3つ目「助詞の は・へ・を」を見てください。それから、問1ア「をがは」(言葉の一部の「を」は「お」)も見てください。
    ・理由には、「どちらの『を』が、助詞か・言葉の一部か」を書きます。「『を』は『お』にしない」とだけ書くと、1つ目の「を」も直さないことになってしまいます。
ヒント4
  • ⑨:「うるはしう」の直す所は何か所ありましたか(宿題1のヒント⑨)。
    ・その人は、どちらを直して、どちらを残したのでしょうか。
    ・理由には、残した所が「連母音」で、siu の i を yu に変えるルールだったことを書きます。
ヒント5
  • 誤りの種類は、動画のはじめのほうの板書「この回で防ぐ、主な2つの失点」で出た「直し忘れ」「直しすぎ」のどちらかです。ただし、その言葉だけでは理由になりません。どのルールを使うかまで書きます。
答えと解き方
– ⑤
– 誤りの場所:2 つ目の「を」(「をかを」の「を」)を「お」にした所。
– 理由:この「を」は「〜をこえる」の助詞なので、書き方はそのまま。1 つ目の「を」は「をか」という言葉の一部なので「お」に直す。
– 正しい直し方:おかをこえよ。
– ⑨
– 誤りの場所:「しう」を直さずに止めた所。
– 理由:「しう」は連母音(siu→syuu)なので、「しゅう」に直す。「は→わ」を直したところで止めた、2 か所目の直し忘れ。
– 正しい直し方:うるわしゅう。
– 満点の条件:⑤⑨それぞれで、次の 3 つがそろっていること。
– 誤りの場所。
– 理由:⑤は助詞か言葉の一部か、⑨は連母音のルールにふれている。
– 正しい直し方。
– 足りない答えの例:
– 「直しすぎ」「直し忘れ」とだけ書いて、理由が無い答え。
– 「おかをこえよ」「うるわしゅう」と、正しい形だけを書いた答え。
– ⑤で「『を』は『お』にしない」とだけ書いた答え。1 つ目の「を」は「お」にするので、助詞か言葉の一部かの区別が要ります。
解き方
– 「を」を見たら、言葉の一部か助詞かを確かめます。
– 1 か所直したら終わり、ではありません。最後の字まで確かめます。
宿題3次の語のまとまりを現代仮名遣いに直し、すべてひらがなで書きなさい。
(1)をのこの言ひけるやう (2)思ひけるやう (3)わらふこゑ
すべてひらがなで書く
(1)______________
(2)______________
(3)______________
ヒント1
  • 動画の問3と同じく、まず言葉ごとに区切ってから直します。
ヒント2
  • (1)「をのこ|の|言ひ|ける|やう」と区切ります。
    ・「をのこ」は「男」という意味の1つの言葉です。その「を」は助詞ではなく、言葉の一部です。
    ・「言」は「い」と読みます。「言ひ」の「ひ」は何文字目でしょうか。
    ・「ける」には、直す字がありません。
    ・「やう」は、動画の問3③と同じく yau → you です。
    ・直す所は全部で3か所あります。
ヒント3
  • (2)「思ひ|ける|やう」と区切ります。「思」は「おも」と読みます。(1)と同じように、「ひ」と「やう」を見ます。
ヒント4
  • (3)「わらふ|こゑ」と区切ります。
    ・「わらふ」は「笑う」という動詞です。動詞の終わりの「〜ふ」なので、「う」にしたら止めます(動画の問3「にほふ → におう」と同じです)。
    ・「こゑ」は「声」です。「ゑ」は、ゐ・ゑ・を の決まりで直します。
ヒント5
  • 最後に見直しをします。直し忘れが無いか、1字ずつ確かめます。
答えと解き方
(1)おのこのいいけるよう (2)おもいけるよう (3)わらうこえ
解き方
– (1)直すのは「を→お」「ひ→い」「やう→よう」の 3 か所です。
– (3)「わらふ」の「ふ」は、動詞の終わりの「〜ふ」です。「〜う」にした所なので、「わらう」で止めます。「こゑ」は「こえ」にします。
– まとまりは、言葉ごとに区切ってから直します。
宿題4次のうち、現代仮名遣いに直しても書き方が変わらないものをすべて選び、記号で答えなさい。
ア ほし
イ こほり
ウ 「文を読む」の「読む」
エ ゆかむ
オ 「花は咲く」の「は」
カ あるじ
キ いへば
ク ふぢ(藤)
ケ いなほ(稲穂)
記号:____________
当てはまるものを全部書く(いくつあるかは書いていません)
ヒント1
  • 動画の問1と同じ形の問いです。先生は「変わらないものを選ぶ問いは、直しすぎを見る問い」と言っていました。
ヒント2
  • ハ行の字を見ただけで「直す」と決めないでください。1つずつ、位置と、助詞かどうかを確かめます。
ヒント3
  • 使うのは、動画の板書「【注意】直さない所」です(先生が「見直しで確かめるのは、直さない所です。全部で5つあります」と言った画面です)。
ヒント4
  • ア「ほし」:「ほ」は何文字目でしょうか。
ヒント5
  • イ「こほり」:「ほ」は何文字目でしょうか。
ヒント6
  • ウ「読む」の「む」:この「む」は、「吹かむ」のように、言葉のあとにそえる「む」でしょうか。今も「本を読む」と書きます。「む」は「読む」という言葉そのものの一部です。
ヒント7
  • エ「ゆかむ」:「ゆく」に「む」がそえられた形です。動画の問2⑤「吹かむ」と同じです。
ヒント8
  • オ「花は」の「は」:動画の問1ウと同じです。
ヒント9
  • カ「あるじ」:1字ずつ見て、ハ行・ゐゑを・ぢづ・む・くわ・連母音のどれかに当たる字があるかを探します。「じ」は「ぢ」ではありません。
ヒント10
  • キ「いへば」:
    ・「へ」は何文字目でしょうか。
    ・「ば」は点々のついたバ行の字で、ハ行ではありません。
    ・どちらか1つでも直す字があれば、「変わる」ほうです。
ヒント11
  • ク「ふぢ」:「ぢ」に当てはまる決まりがあります。
ヒント12
  • ケ「いなほ」:
    ・「いな(稲)」と「ほ(穂)」が合わさった言葉です。
    ・動画の「まひる(ま+ひる)」と同じように、後ろの言葉の頭はどうなるでしょうか。
    ・板書「【注意】直さない所」の2つ目「合わさった言葉の後ろの頭:まひる(ま+ひる)」を見てください。
答えと解き方
ア・ウ・オ・カ・ケ
解き方
– 変わらないもの:
– ア:語頭のハ行です。
– ウ:今も使う動詞の一部の「む」です。
– オ:助詞です。
– カ:直す字がありません。
– ケ:「いな(稲)」と「ほ(穂)」が合わさった言葉で、ハ行は後ろの言葉の頭なのでそのままです。
– 変わるもの:
– イ:こおり。
– エ:ゆかん。
– キ:「へ」は語頭以外のハ行なので「え」にします。「ば」はバ行の字で、ハ行ではないので、ハ行の決まりは当たらず、そのままです。答えは「いえば」。
– ク:「ぢ」を「じ」にして「ふじ」。
宿題5次の直し方は誤りです。正しく直しなさい。
(1)いはほ(大きな岩) → いわほ (2)てふてふ → てうてう
(1)正しい直し方:__________
(2)正しい直し方:__________
ヒント1
  • どちらも、「直し忘れ」の誤りです。動画のはじめのほうの板書「この回で防ぐ、主な2つの失点」の「にほひ → におひ ✕ 直し忘れ」と同じです。
ヒント2
  • (1)「いはほ」を1字ずつ見ます。
    ・ハ行の字はいくつありますか。それぞれ何文字目ですか。
    ・「いはほ」は「大きな岩」という1つの言葉です。だから、「は」も「ほ」も語頭ではありません。2つの言葉が合わさった語の後ろの頭でも、助詞でもないので、板書「【注意】直さない所」のどれにも当たりません。この語では、「は」と「ほ」の両方を直します。
    ・先生は動画で、「『ほ』は『お』で、『を』ではありませんよ」と言っていました。
ヒント3
  • (2)「てふてふ」は、動画の例文「てふを見て」の「てふ」が2つ並んだ言葉です。
    ・1段目は「ふ → う」で「てう」になります。ここで止めた人が多い誤りです。
    ・2段目は、teu をローマ字で見ます。前の母音 e を yo に変えます。
    ・2つとも直します。
答えと解き方
(1)いわお (2)ちょうちょう
解き方
– (1)「ほ」の直し忘れです。「は」を「わ」にしたところで止めず、3 文字目の「ほ」も語頭以外のハ行なので「お」にします(「を」ではありません)。
– (2)二段階の 2 段目(teu→tyou)の直し忘れです。
宿題6「れふし」を現代仮名遣いに直したものとして正しいものを、次から 1 つ選びなさい。
ア れうし イ りようし ウ りょうし エ れおし
記号:____
ヒント1
  • 「れふし」の「ふ」は2文字目です。まず、ハ行の決まりで「ふ → う」にします。
ヒント2
  • そのあと、「れう」をローマ字にすると reu です。動画の「てう(teu → tyou)」と同じく、前の母音 e を yo に変えます。
ヒント3
  • ryou を仮名で書くときは、「r」の行(ら・り・る・れ・ろ)の「り」に、小さい「ょ」をつけて書きます。「れょう」とは書きません。
ヒント4
  • 「ょ」が小さく書かれているか、選択肢をよく見てください。
ヒント5
  • 選択肢それぞれについて、手順のどこで止まっているか、ルールに無い直し方をしていないかを確かめます。
答えと解き方
ウ
解き方
– れふし→れうし→(reu→ryou)りょうし。「れょう」ではなく、同じ行の「り」に小さい「ょ」をつけます。
– ア:途中で止めています。
– イ:「ょ」を大きく書いています。
– エ:「ふ」を「お」にしていて、ルールに無い直し方です。
宿題7次の文のひらがなの部分から、現代仮名遣いに直すと書き方が変わる部分をすべて抜き出し、直してひらがなで書きなさい。
ゑかきの人、川べりにて、うつくしうさく花を見て、よろこびて家へかへりけり。
行は全部使わなくてよい。漢字を含めて抜き出したら、漢字もひらがなにする
________ → ________
________ → ________
________ → ________
________ → ________
________ → ________
ヒント1
  • 動画の問4と同じ、線の無い問いです。手順も問4と同じです。
ヒント2
  • まず、言葉ごとに区切ります。
    ・「ゑかき|の|人、川べり|にて、うつくしう|さく|花|を|見て、よろこびて|家|へ|かへり|けり。」
    ・「ゑかき」は「絵かき」です。
ヒント3
  • ひらがなの部分を1字ずつ見て、直す字を探します。②(ハ行・ゐゑを・ぢづ)と、③(む・くわ・連母音)の決まりに当たる字です。
    ・「ゐ・ゑ・を」に当たる字はありますか。
    ・「うつくしう」は、宿題1の⑨「うるはしう」の「しう」と同じ形です(siu の i → yu)。
    ・「かへり」は「帰る」の意味の言葉です。「へ」は何文字目でしょうか。
ヒント4
  • 見つけたら、手順の4つ目、見直しをします。動画の問4の解説で見た「直さない所」を確かめます。
    ・「川べり」の「べ」、「よろこびて」の「び」は、点々のついたバ行の字です。ハ行ではありません。
    ・「花を」の「を」、「家へ」の「へ」は助詞です。
ヒント5
  • 直しすぎた所を1つでも書くと、正解になりません。
答えと解き方
ゑかき → えかき / うつくしう → うつくしゅう / かへり → かえり
採点
– 抜き出す範囲(直す字の周りだけ・言葉ごと・前後も含めたもの)で、点は変えません。答えは、言葉ごとに抜き出した例です。
– 正解とする条件:次の 2 つがそろっていること。
– 直す所(「ゑ」「しう」「かへり」の「へ」)が全部抜き出されていて、正しく直されている。
– 抜き出した中に、直しすぎが無い。前後の漢字も含めて抜き出したときは、その漢字もひらがなで書けている。
– 正解とする例:「ゑ → え」(直す字だけ)、「うつくしうさく → うつくしゅうさく」「かへりけり → かえりけり」(前後も含めたもの)。
– 正解としない例:
– 「家へかへり → いええかえり」(助詞の「へ」の直しすぎ)。
– 「川べり → かわえり」「よろこびて → よろこいて」(バ行の字の直しすぎ)。
– 「うつくしうさく花 → うつくしゅうさく花」(漢字が残っている)。
解き方
– 「川べり」の「べ」と「よろこびて」の「び」は、バ行の字で、ハ行ではありません。ハ行の決まりは当たらないので、そのままです。
– 「花を」の「を」、「家へ」の「へ」は、助詞なのでそのままです。
宿題8次の 2 つを現代仮名遣いに直し、ひらがなで書きなさい。また、直し方が違う理由を説明しなさい。
(1)かうべ(頭) (2)かふ(ものをかふ)
(1)かうべ → ________
(2)かふ → ________
直し方が違う理由(1)
直し方が違う理由(2)
ヒント1
  • (1)「かうべ」は、はじめから「かう」と書いてあります。(2)「かふ」は、「ふ→う」と直すと「かう」になります。どちらにも「かう」の形が出てきます。そこで止めるか、もう一段進むかを決めるのは、「動詞の終わりの『〜ふ』かどうか」です(動画の板書「【注意】直さない所」の5つ目「動詞の終わりの『〜ふ』は『〜う』で止める」)。
ヒント2
  • (1)「かうべ」は「頭」という意味の名詞です。
    ・動詞ではないので、「〜ふ」で止めるルールは当たりません。
    ・「かう」を連母音として見ます。ローマ字で kau、前の母音 a を o に変えます。
    ・「べ」はバ行の字なので、そのままです。
ヒント3
  • (2)「かふ」は、今の「買う」にあたる動詞です。
    ・「ふ」は動詞の終わりの「〜ふ」です。
    ・動画の「うたふ → うたう」「言ふ → いう」と同じく、「う」にしたら止めます。
ヒント4
  • 理由を書くときは、次のことに気をつけます。
    ・「名詞だから」「動詞だから」だけでは足りません。動詞でも、連母音を直す語があるからです。
    ・「『ふ』を直してできた『う』だから止める」も足りません。名詞の「けふ → きょう」のように、「ふ」から直した「う」でも最後まで直す語があるからです。
    ・(2)の理由には、「動詞の終わりの『〜ふ』を『〜う』にした所なので止める」という言葉を、必ず入れて書きます。
    ・(1)の理由は、次のどちらか1つが書けていれば足ります。
    ・「動詞の終わりの『〜ふ』ではないので、止めずに連母音を直す」
    ・「もとから『かう』と書かれているので、連母音を直す」
答えと解き方
(1)こうべ (2)かう
– 満点の条件:次の 3 つがそろっていること。
– 2 つの直し方:(1)こうべ (2)かう。
– (1)の理由:動詞の終わりの「〜ふ」ではない(名詞の中の連母音な)ので、止めずに kau→kou と直す。「もとから『かう』と書かれているので、連母音を直す」と書いた答えも認めます。どちらか一方が書けていれば足ります。
– (2)の理由:動詞の終わりの「〜ふ」を「〜う」にした所なので、そこで止める。
– 足りない答えの例:
– 「(2)は動詞だから」とだけ書いた答え。動詞でも、「まうす→もうす」のように連母音を直す語があるので、「動詞の終わりの『〜ふ』」であることまで要ります。
– 「(1)は名詞、(2)は動詞」とだけ書いた答え。(2)が「動詞の終わりの『〜ふ』」であることまで言っていません(1b 宿題6 と同じです)。
– 「(2)は『ふ』を直してできた『う』だから止める」とだけ書いた答え。「けふ→きょう」「れふし→りょうし」のように、「ふ」を直してできた「う」でも、名詞なら最後まで直すからです。
– 直し方だけを書いて、理由が無い答え。
解き方
– (1)「かうべ」は名詞(頭)で、動詞の終わりの「〜ふ」ではありません。だから止めずに、kau→kou と連母音を直して「こうべ」です。
– (2)は、「ふ→う」と直してできた「かう」です。「ふ」は、今もある動詞「買う」の終わりの「〜ふ」なので、「う」にしたら止めます。
– 途中の形が同じ「かう」に見えても、止めるかどうかは「動詞の終わりの『〜ふ』かどうか」で決まります。「ふ」を直してできた「う」でも、名詞なら最後まで直します(けふ→きょう)。
しおりアカデミー|国語 中学1年 STEP 2
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