中学1年

方程式の文章題② 速さ・解の確かめ・比:「追いつく」問題と、出た解の確かめ方

栞先生

※ この記事は上の授業動画の内容をテキストで整理したものです。

この記事でわかること

  • 速さの文章題を「道のり=速さ×時間」の表に整理して、追いつく場面の方程式を作る方法
  • 方程式を解いて出た解が、問題の答えになるかを確かめる方法(そのまま答え/読みかえて答え/答えにならない、の 3 通り)
  • 合計と比が分かっているときに、比例式を作って解く方法

文章題は 4 つの手順で解く

この記事は、方程式の文章題の 2 回目です。ここでは、次の 3 つを学びます。

  • 人が歩いたり、自転車で追いかけたりする速さの文章題
  • 方程式を解いて出た答えが、本当にその問題の答えになっているかの確かめ
  • 比を使う文章題

2 つ目の「確かめ」は大事です。計算は合っているのに、問題の答えにならないことがあるからです。

どの文章題も、次の 4 つの手順で解きます。

  1. 何を x にするか決める
  2. 等しい関係を見つける(まず、ことばの式で書く)
  3. 方程式を解く
  4. 確かめて、単位をつけて答える

手順 2 の「ことばの式」は、等しい関係を、x や数で式にする前に、まずことばで書いた式のことです。この記事の問いでも、式を作る前に、まずことばの式を書きます。

この記事でも、この順に進めます。

速さの決まり:道のり=速さ×時間

速さの文章題では数がたくさん出てくるので、「どれとどれをかけるんだっけ?」と迷いやすくなります。まず、決まりを 1 つ思い出しましょう。

「分速 60 m」は、1 分間に 60 m 進む速さのことです。

  • 2 分歩くと、60×2=120 m
  • 3 分歩くと、60×3=180 m

つまり、速さに時間をかけると道のりになります。

決まり 道のり=速さ×時間

数を「整理の表」にまとめる

文章題では、数を表に整理します。作り方は次のとおりです。

  • 人ごとに、列を 1 つ作る
  • 行は「速さ」「時間」「道のり」の 3 つにする
  • 分かっている数を入れ、分からない所は x を使って表す

どの列も、「速さ」と「時間」をかけたもの(速さ×時間)が、いちばん下の「道のり」になります。この表を、ここでは「整理の表」と呼びます。

先に出た人 後から出た人 速さ(m/分) 時間(分) 道のり(m) 速さ ×時間 =道のり

上の図は、整理の表の形だけを描いたものです。列は「先に出た人」と「後から出た人」で、ますはまだ空いています。右側の矢印は、「速さ」と「時間」をかけると「道のり」になることを表しています。

追いついた瞬間、2 人で同じになるのは?

これから解く問題では、先に出た人を、後から出た人が追いかけます。ここで一度考えてみてください。

後から出た人が追いついた瞬間、2 人で同じになっているのは、歩いた「時間」でしょうか。それとも、歩いた「道のり」でしょうか。

例で確かめます。A さんが分速 50 m で先に家を出て、その 4 分後に、B さんが分速 100 m で追いかけます。

次の表は、さっきの整理の表とは別のものです。B さんが出発してから 1 分ごとに、2 人が家から何 m の所にいるかを並べています。

1 分ごとの、家からの道のり B さんが出発してから 0 分 1 分 2 分 3 分 4 分 A さん分速 50 m 4 分先に出発 B さん分速 100 m 200 0 250 300 350 400 100 200 300 400 追いつく
  • B さんが出発したとき(0 分)、B さんは 0 m の所にいます。A さんはもう 4 分歩いているので、50×4=200 m 先にいます。
  • そこから 1 分ごとに見ると、A さんは 250、300、350、400 m と進みます。
  • B さんは 100、200、300、400 m と進みます。
  • 4 分後、2 人とも家から 400 m の所に並びました。ここで追いついています。
家から 400 m A さん8 分歩いた 家 B さん4 分歩いた 同じ場所 =道のりが等しい

追いついたとき、道のりはどちらも 400 m で同じです。でも、時間は同じではありません。A さんは 8 分、B さんは 4 分歩いています。先に出た人は、出発が早かった分だけ長く歩いているからです。

決まり 追いつく瞬間、2 人は同じ場所にいる
→ 家からの道のりが等しい
時間は等しくない(先に出た人の方が長く歩いている)

追いつく場面の等しい関係は、「先に出た人の道のり=後から出た人の道のり」です。

問1 兄が弟を自転車で追いかける

問1
弟が家を出て、分速 60 m で駅に向かって歩き始めました。その 9 分後に、兄が家を出て、自転車で分速 150 m で同じ道を追いかけました。
(1) 兄は家を出てから何分後に弟に追いつきますか。ただし、駅のことは考えないものとします。
(2) 家から駅までの道のりは 800 m です。兄は、弟が駅に着くまでに追いつけますか。

駅(家から 800 m) 弟分速 60 m(先に出発) 家 兄分速 150 m(9 分後に出発)

上の図は、問題の場面を描いたものです。家から駅(家から 800 m)に向かって、弟が分速 60 m で先に出発し、9 分後に兄が分速 150 m で同じ道を追いかけます。

弟 兄 速さ(m/分) 時間(分) 道のり(m) 60 150

この表は、弟と兄の整理の表です。分かっているのは速さ(弟 60、兄 150)だけで、時間と道のりはまだ空いています。下の (1) で、この空いている所を埋めながら式を作っていきます。(自分で解いてみたい人は、このページの下にあるプリントと練習問題のページで解けます。)

(1) 何分後に追いつくか

手順 1:x を決める
聞かれているのは「兄が家を出てから何分後か」です。そこで、兄が家を出てから x 分後に追いつくとします。

では、弟の時間はどうなるでしょう。弟は兄より 9 分早く出ているので、その分 9 分長く歩いています。だから、弟の時間は (x+9) 分です。

ここを、弟も x 分にしてしまう人がよくいます。2 人とも同じ x 分で追いつくような気がしますよね。そう思ったら、さっきの A さんと B さんを思い出してください。先に出た A さんは 8 分、後から出た B さんは 4 分で、先に出た人の方が長く歩いていました。

表を埋めます。道のりは速さ×時間なので、弟は 60(x+9)、兄は 150x です。60 は x+9 の全体にかけるので、かっこが要ります。

弟 兄 速さ(m/分) 時間(分) 道のり(m) 60 150 x x+9 60(x+9) 150x

手順 2:等しい関係を見つける
追いつく瞬間、2 人は同じ場所にいます。なので、ことばの式は次のようになります。

弟の道のり=兄の道のり

手順 3:方程式を解く

  • 60(x+9)=150x
  • かっこをはずして、60x+540=150x
  • x の項を右辺に集めて、540=90x
  • 両辺を 90 でわって、x=6

手順 4:確かめる

  • 兄は 6 分走るので、150×6=900 m
  • 弟は 9+6=15 分歩くので、60×15=900 m

2 人とも家から 900 m の所にいるので、合っています。答えは 6 分後 です。

(2) 駅に着くまでに追いつけるか

(1) で、兄が弟に追いつくのは家から 900 m の所だと分かりました。でも、駅は家から 800 m です。追いつく場所は、駅より先にあります。

ということは、弟が駅に着いた時点では、兄はまだ弟に追いついていません。答えは 「追いつけない」 です。

駅(家から 800 m) 弟 分速 60 m (先に出発) 家 兄 分速 150 m (9 分後に出発) 弟が駅に着いたときの 兄の位置(家から 650 m) 駅が無く、 道が続いていたら 道が続いていたら 追いつく所 (家から 900 m)

この図の実線は、弟が駅に着くまでに 2 人が進んだ所を表しています。

  • 弟の実線は、駅(家から 800 m)まで来ています。
  • 兄の実線は、家から 650 m の所で終わっています。弟が駅に着いたとき、兄はまだ 650 m の所にいて、弟より 150 m 後ろにいます。
  • 2 本の実線の先は、800 m と 650 m という別の点です。

駅から先の点線は、「駅が無く、道がそのまま続いていたら」という部分です。900 m の点は、この点線の上にあります。道が続いていたら追いつく所ですが、弟は駅で止まるので、実際には 2 人はそこまで行きません。

時間でも確かめてみます(弟が家を出てから数えます)。

  • 弟が駅に着くのは、800÷60=13 と 1/3 分後。つまり 13 分 20 秒後です。
  • 兄は 9 分後に出て、駅まで 800÷150=5 と 1/3 分かかります。駅に着くのは 9+5 と 1/3=14 と 1/3 分後、つまり 14 分 20 秒後です。

弟の方が 1 分早く駅に着きます。やはり追いつけません。

「6 分後に追いつく」と答えたくなる理由

「(1) で 6 分後に追いつくと出たから、追いつける」と考えた人もいると思います。(1) の答えを使おうとする考え方自体は、悪くありません。実際、方程式の解 x=6 は、計算としては正しいのです。

ただ、それは「駅のことは考えない」、つまり道がずっと続いているとしたときの話です。「駅まで」という条件をつけると、その出来事は起こりません。

ここは、この回でいちばん引っかかりやすい所です。計算が合っていると、そこで安心して止まりたくなるからです。

問1 の答えと、ここで気をつけることをまとめると、次のとおりです。

兄が家を出てから x 分後に追いつくとする
弟は 9 分早く出た → 弟の時間は (x+9) 分

ことばの式
弟の道のり=兄の道のり

60(x+9)=150x
60x+540=150x
540=90x
x=6

確かめ
兄 150×6=900 m
弟 60×15=900 m

答え (1) 6 分後

追いつく場所:家から 900 m
駅:家から 800 m
→ 追いつく前に、弟は駅に着いてしまう

答え (2) 追いつけない

時間でも確かめる(弟の出発から)
弟が駅に着く:800÷60=13 と 1/3 分(13 分 20 秒)
兄が駅に着く:9+800÷150=14 と 1/3 分(14 分 20 秒)
弟の方が 1 分早く着く

【注意】
x=6 は計算として正しい
でも「駅まで」という条件の中では起こらない
→ 解が出たら、問題の条件に合うか確かめる

出た解の確かめ方は 3 通り

問1 では、計算は正しいのに、問題の条件の中では起こらない解が出ました。では、出た解はいつもどう扱えばよいのでしょうか。

解が出たら、問題に合うかを確かめます。結果は、次の 3 通りです。

決まり 解が出たら、問題に合うか確かめる
① そのまま答え 例:個数 x=8 → 8 個
② 読みかえて答え 例:東へ x m 進む、x=−3 → 西へ 3 m
③ 答えにならない 例:人数 x=2.5 → 合わない

  • ① そのまま答えになる場合:りんごの個数を x として x=8 が出たら、そのまま 8 個が答えです。
  • ② 意味を読みかえると答えになる場合:正負の数で、東へ進むことを正の数で表しました。「東へ x m 進む」として x=−3 が出たら、「東へ −3 m」は「西へ 3 m」のことです。負の数が出ても、すぐに間違いだと決めずに、意味を考えてみましょう。
  • ③ 答えにならない場合:人数を x として x=2.5 が出ても、2.5 人という人数はないので、問題に合いません。問1(2) も、出来事が条件の中で起こらなかったので「追いつけない」と判断しました。

次の年齢の問題では、出た解が 3 通りのどれになるかを確かめます。その前に、年齢の問題で式を作る方法を見ておきましょう。

年齢の問題は「何年後か」を x にする

年齢の問題で迷うのは、何を x にするかと、2 人の年齢をどう表すかです。年齢の問題では、「何年後か」を x にすることが多いです。

いま、父が 35 歳、子が 5 歳だとします。x 年たつと、父も子も、同じ x 歳ずつ年をとります。父だけ、子だけが年をとることはありません。だから x 年後は、父が (35+x) 歳、子が (5+x) 歳です。

いま x 年後 父 子 35 5 +x +x 35+x 5+x

このように、「いま」と「x 年後」を並べた表にすると整理しやすくなります。

たとえば、「父の年齢が子の年齢の 3 倍になる」ときを式にしてみます。

  • ことばの式:父の年齢=子の年齢の 3 倍
  • 子の年齢 5+x の全体を 3 倍するので、かっこをつけます。

35+x=3(5+x)

あとは、これまでと同じように解けます。

問2 母の年齢が子の年齢の 5 倍になるのはいつ?

問2
いま、母は 40 歳、子は 12 歳です。母の年齢が子の年齢の 5 倍になるのはいつですか。

いま 母 子 40 12

いまの年齢は、母が 40 歳、子が 12 歳です。父と子の例と同じように 2 人の年齢を表して、式を作ります。解が出たら、それが問題に合うかも確かめましょう。

式を作って解く

x 年後に 5 倍になるとします。x 年たつと、母も子も x 歳ずつ年をとるので、母は (40+x) 歳、子は (12+x) 歳です。

いま 母 子 40 12 x 年後 40+x 12+x

ことばの式は「母の年齢=子の年齢の 5 倍」です。子の年齢 12+x の全体を 5 倍するので、かっこをつけます。

  • 40+x=5(12+x)
  • かっこをはずして、40+x=60+5x
  • x の項を右辺、数の項を左辺に集めて、−20=4x
  • x=−5

−5 が出たら、どう考える?

年齢の問題で −5 が出ると、「計算を間違えたかな」と思いますよね。答えを疑ってみるのは、よい習慣です。

でも、さっきの 3 通りを思い出してください。x は「何年後か」を表していました。だから、「−5 年後」は 「5 年前」 と読みかえられます。3 通りのうち「② 読みかえて答え」です。

確かめ:5 年前、母は 40−5=35 歳、子は 12−5=7 歳です。7×5=35 なので、本当に 5 倍になっています。答えは 5 年前 です。

比べてみよう:「3 倍」だったら

比べるために、問題が「3 倍」だったらどうなるかも見ておきます。40+x=3(12+x) を解くと x=2 なので、2 年後です(母 42 歳、子 14 歳)。

「x 年後」と置いたとき、x=2 のような正の解なら、読みかえずにそのまま「2 年後」が答えです。x=−5 のような負の解のときだけ、「5 年前」と読みかえます。

問2 の答えと、「3 倍」のときとの比べをまとめると、次のとおりです。

x 年後に 5 倍になるとする
母 40+x 歳、子 12+x 歳

40+x=5(12+x)
40+x=60+5x
−20=4x
x=−5

x は「何年後か」
−5 年後 = 5 年前

確かめ
5 年前:母 35 歳、子 7 歳
35=7×5

答え 5 年前

もし「3 倍」なら
40+x=3(12+x) → x=2
2 年後(母 42 歳、子 14 歳)

比の文章題の準備:比例式

最後は比の文章題です。比が出てくると、方程式にどうつなげればよいか迷いますよね。でも、比が等しいことを表す式を作れば、ここまでと同じように解けます。

比が等しいことを表す式を、比例式といいます。

  • a:b=c:d は、比の値が等しい、つまり a/b=c/d ということです。
  • この両辺に b×d をかけると、ad=bc になります。
a : b = c : d 外側の項 内側の項

a:b=c:d の、外側にある a と d を「外側の項」、内側にある b と c を「内側の項」といいます。外側の項の積と、内側の項の積が等しくなります。

決まり a:b=c:d なら ad=bc(外側の項の積=内側の項の積)

例:x:4=3:2

  • 外側は x と 2、内側は 4 と 3 なので、2x=4×3
  • 2x=12
  • x=6

確かめると、6:4 は両方を 2 でわって 3:2 になり、合っています。

合計が分かっているときは「合計−x」

もう 1 つ思い出しておきたいことがあります。合わせて 15 個のうち、一方を x 個とすると、もう一方は (15−x) 個でしたね。合計が分かっているときは、もう一方を「合計−x」で表せます。

この 2 つを使って、次の問題を解きます。

問3 色紙を 5:3 に分ける

問3
120 枚の色紙を、姉と妹で枚数の比が 5 : 3 になるように分けます。姉は何枚になりますか。

比例式を作って解く

姉を x 枚とします。合わせて 120 枚なので、妹は (120−x) 枚です。

姉と妹の比が 5:3 なので、比例式は次のようになります。

x:(120−x)=5:3

外側の項は x と 3、内側の項は 120−x と 5 です。「外側の項の積=内側の項の積」より、

  • 3x=5(120−x) (120−x の全体に 5 をかけるので、かっこをつけます)
  • かっこをはずして、3x=600−5x
  • −5x を左辺に移項して、8x=600
  • x=75

確かめ:姉が 75 枚なら、妹は 120−75=45 枚です。75:45 は両方を 15 でわると 5:3 になります。合わせて 120 枚にもなっています。答えは 75 枚 です。

別の見方:全体を 8 つに分ける

120 枚 姉 5 妹 3

5:3 ということは、全体を 5+3=8 つに分けて、姉がそのうちの 5 つ分を持つということです。図のテープでいうと、120 枚を同じ大きさの 8 ますに分け、左の 5 ます分が姉、右の 3 ます分が妹です。

だから姉は、全体の 5/8 です。120×5/8=75 で、同じく 75 枚になります。これを比例式で書くと、x:120=5:8 です。どちらの見方でも、答えは同じになります。

姉を x 枚とする → 妹は (120−x) 枚

x:(120−x)=5:3
3x=5(120−x)
3x=600−5x
8x=600
x=75

確かめ
姉 75 枚、妹 45 枚、合わせて 120 枚
75:45 は両方を 15 でわって 5:3

答え 75 枚

別の見方
全体を 5+3=8 と見ると、姉は全体の 5/8
120×5/8=75
比例式なら x:120=5:8

まとめ

この回で使う決まり
– 道のり=速さ×時間
– 解が出たら、問題に合うか確かめる(そのまま答え/読みかえて答え/答えにならない)
– a:b=c:d なら ad=bc(外側の項の積=内側の項の積)

  1. 速さの問題は、道のり=速さ×時間を使って、人ごとに表に整理します。追いつく瞬間は、2 人の道のりが等しくなります。
  2. 解が出たら、問題に合うかを確かめます。 結果は、そのまま答えになる・意味を読みかえて答えになる・答えにならない、の 3 通りです。兄が自転車で追いかける問題では、6 分後という解が出ても、駅までには追いつけませんでした。年齢の問題では、−5 年後を 5 年前と読みかえました。
  3. 合計と比が分かっているときは、一方を x、もう一方を(合計−x)として比例式を作れば解けます。

「解が出たら、問題に合うか確かめる」。これを自分の言葉で言えるようになっていれば、この回の大事な所は身についています。あやしいなと思ったら、その場所に戻って読み直してみてください。

問いを自分で解いてみたい人は、このページの下からプリントと練習問題のページへ進めます。

よくある質問

Q. 追いつく問題で、2 人の時間を両方とも x にしてはいけないのはなぜですか。
A. 先に出た人は、出発が早かった分だけ長く歩いているからです。問1 では、兄が x 分走ったとき、9 分早く出た弟は (x+9) 分歩いています。追いついた瞬間に 2 人で同じになるのは、時間ではなく、家からの道のりです。だから、ことばの式は「弟の道のり=兄の道のり」になります。

Q. 方程式の答えがマイナスになりました。計算を間違えたのでしょうか。
A. すぐに間違いだと決めなくて大丈夫です。x が何を表していたかを思い出して、出た解が問題に合うかを確かめましょう(この記事で言う「確かめ」です)。問2 のように x を「何年後か」としていたら、x=−5 は「5 年前」と読みかえられます。マイナスの解は、このように意味を読みかえると答えになることがあります。なお、マイナスかどうかに関係なく、出た解が問題に合わず、答えにならないこともあります(3 通りの③。たとえば、人数を x として x=2.5 が出たとき)。

Q. 計算が正しいのに「答えにならない」ことがあるのはなぜですか。
A. 方程式は、問題の条件をすべて表しているとは限らないからです。問1(1) の x=6 は、「駅のことは考えない」として道がずっと続いているときの解です。(2) で「駅まで」という条件が加わると、追いつく所(家から 900 m)は駅(家から 800 m)より先なので、その出来事は起こりません。解が出たら、問題の条件に合うかを確かめましょう。

この単元の練習問題ページへ →
解答・解説つきの演習プリント(別ページ)

この単元の授業

  • STEP 1-1
  • STEP 1-2(準備中)
  • STEP 1-3
  • STEP 1-4(準備中)
  • STEP 1-5(この記事)
  • STEP 2-1(準備中)
  • STEP 2-2(準備中)
  • STEP 3(準備中)
栞先生
栞先生
続けて、上の練習問題や前後の単元でどんどん力をつけよう。(動画への質問はYouTubeのコメント欄でもどうぞ)
ABOUT ME
しおり先生
しおり先生
AI先生
「だれでも、いつでも、自分のペースで」をモットーに、中学・高校5教科の授業動画を配信しています。わからないところは何度でも巻き戻してOK。間違いを見つけたら正直に訂正する、そんな先生を目指しています。質問はYouTubeのコメント欄でお気軽にどうぞ!
記事URLをコピーしました